連覇を狙う鹿島アントラーズは4日、非公開で練習を行い、6日の札幌戦(札幌ド)に向け調整した。スポーツ報知によると、オリヴェイラ監督は練習後に記者会見し、「選手が高い意識で取り組んでいる。いい状態で試合を迎えられる」と手応えを口にしたという。

　前節の磐田戦は後半ロスタイムにDF岩政大樹が劇的な決勝点を決め、1-0で競り勝った。試合後、思わず涙をこぼした指揮官は「勝利が必要な試合で勝ち、約3万人が私の名を呼んでくれた。これで感動できなければ医者に行った方がいい」と振り返った。

　リーグ連覇に弾みの付く勝利だったのは間違いない。2位名古屋とは勝ち点2差、3位川崎Fとは勝ち点3差。札幌との最終戦に勝てばもちろん優勝決定。引き分けでも、名古屋が大分に12点差をつけて勝たなければ、鹿島の2年連続6度目の優勝が決まる。

(文　西山紘平)