[12.6 J1第34節 札幌0-1鹿島 札幌ド]

　9月20日の柏戦で左ひざ前十字じん帯と半月板損傷の重傷を負い、今季絶望となったMF小笠原満男もスタンドから試合を観戦し、チームメイトと一緒に優勝の喜びを分かち合った。「1年を通して見ると良くない時期もあって、去年優勝したという難しさもあったけど、その中で勝っていく強さというのを身に付けることができたと思う」とシーズンを総括した。今は懸命なリハビリの真っ最中で、来年3月の開幕に間に合うかも微妙な状況だが、その視線はすでに来季を向いていた。「来年はダントツで優勝したいし、ACLもその先(クラブW杯)も見て、全タイトルを獲れるようにみんなで戦っていきたい」と宣言。来季獲得可能なタイトルはゼロックススーパー杯、Jリーグ、ナビスコ杯、天皇杯、ACL、クラブW杯の6つ。6冠すべてを総なめにしようという力強い決意表明だった。

<写真>今季、鹿島はJリーグのタイトルを獲得
(取材・文　西山紘平)