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[入れ替え戦]仙台vs磐田 選手コメント

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[12.10 J1・J2入れ替え戦第1戦 仙台1-1磐田 ユアスタ]

 J1・J2入れ替え戦は10日、ユアテックスタジアム仙台で第1戦を行い、J2・3位のベガルタ仙台はJ1・16位のジュビロ磐田と1-1で引き分け、ホームで痛恨のドローを喫した。前半41分に仙台のFWナジソンが先制点を決めたが、磐田も後半8分にMF松浦拓弥が同点ゴールを叩き込み、貴重なアウェーゴールを手にした。運命の第2戦は13日、磐田のホーム、ヤマハスタジアムで行われる。
以下、試合後の選手コメント

<仙台>
●FWナジソン
「J1のチーム相手に厳しい試合だった。次勝つことを考えないと。ゴールはうれしいけど、土曜日にも決めないと意味がない。僕らに失うものはない。1-0で勝てばJ1に行ける」

●MF関口訓充
「先制点が取れて、他にも惜しいチャンスがあった。そこで取れればもっと楽だったけど。アウェーゴールは痛いけど、ドローなんで。次勝てばいいこと。前を向いて磐田に行きたい」
―手応えは?
「サイドで1対1に持ち込めば抜ける。そこで精度良くセンタリングを合わせられれば。次勝たなきゃいけない。別に1失点しても、ドローにすればいい。サポーターがいっぱいいた中で勝ち切れず残念だったけど、まだ終わりじゃないし、次勝ってJ1に昇格したい」

●MF梁勇基
「アウェーゴールを取られたけど、負けてはいない。次勝てば、文句なく(J1昇格が)決まる。あと2日間、コンディションだけ考えたい。ナジソンが決めてくれて、最高の形で前半を終えたけど、一瞬の隙に決められて、さすがだなと思った。でも逆にやってみて手応えも感じている。次が最後のゲーム。目いっぱいやりたい」
―第2戦に向けては?
「今年最後の試合。その試合が終われば今シーズンはもうない。足がどうなってもいいし、全部を出し切りたい。最後に笑えるように頑張りたい」

<磐田>
●FWジウシーニョ
「仙台はスピードのあるチームで、強いなという印象を受けた。でも我々の試合運びを思い出せた。ボールをつないでチャンスをつくって、点も取れた。次、ホームで自分たちで決められる展開にできた。仙台のファンの熱気は予想していた。失点して前半を終えたが、同点に追いついて逆転のチャンスもつくれた。次はホームでできるし、しっかり決めたい」

●FW前田遼一
「クロスは結構入って来たので、それに合わせられるようにしたい。仙台はテクニシャンが多くて、みんなうまかった。でもDFの人が頑張ってくれた。萬代が入ってきてからもいい距離感でできたし、それはよかったと思う」

●FW萬代宏樹
―途中出場の指示は?
「監督からは相手のボランチを多少見るように言われた。もう終わったことなので、次勝つだけ。今日の試合はもう忘れて、次が最後のゲームだし、絶対勝ってJ1に残るんだという気持ちが強い。入れ替え戦は最近ずっとJ2が勝っているけど、それは昔の結果だし、気にしないで、残り2試合のうちの1試合と思ってやった」
―仙台ファンからブーイングが飛んだが?
「それは予想通り。そんなのを気にしていたらサッカーはできない」

●MF松浦拓弥
「いつもより攻撃的に行こうという話で、両サイドが高い位置を取って、いい試合運びができた。ハーフタイムはこのままでいこうという話があって、そんなに慌てることもなかった」
―第2戦に向けては?
「まだ1-1。次ホームでしっかり勝って、残留を決めたい。アウェーゴールは重要になるし、少しは有利になったかもしれない。でも、それは考えず、次、ホームできっちり勝ちたい」
―ゴールの場面は?
「いいところにボールが来たので、あとは振るだけだった。いいボールが来たので、ダイレクトで打とうと。コースもニアを狙ったけど、あそこに行ったのはラッキー。めずらしくミートできた。右足より力が入らなくてよかったかも。右だとここ一番で力むことがあるけど、左足だったんで当てにいこうとして、それが逆によかった」
―いつもよりボールも回せていたが?
「僕らは本当なら(最終節に)負けて降格しているところだった。負けて入れ替え戦に回ったというのはチャンスをもらえたということ。拾ったチャンスをものにしようというのはある。(最終節の)大宮戦よりいい感じで試合に入れた」

●MF駒野友一
―同点ゴールの起点になるクロスを上げたが?
「あの裏のスペースはずっと狙っていた。一発では決められなかったけど、つないでゴールを決めることができた。あそこは狙いどころ」
―去年も広島で入れ替え戦を経験したが?
「あのときはアウェーの第1戦で負けた。仙台は次、攻めてこないといけないし、京都とは違う。前から人数をかけてくるはずだし、カウンターで得点を重ねることができればいい」

●GK川口能活
「動き自体は悪くなかった。不運な形で失点したけど、前半のようなプレーをしていけばという自信はあった。勝てなかったけど、アウェーゴールを取れてプラスに考えている。勝てれば一番よかったけど、相手がどう来るか、読みづらかった。アウェーゴールを前向きに考えたい」

(取材・文 西山紘平)

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