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内田がベストイレブン初選出

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 鹿島アントラーズの日本代表DF内田篤人(20)が初のベストイレブンに輝いた。
 4月に第3腰椎横突起骨折の負傷を負い5試合、夏場には北京五輪で左わき腹を負傷した影響などで4試合欠場した。それだけに「チームに迷惑かけているし、試合にあまり出ていない。いいのかなという感じ」と苦笑い。それでも、他の全25試合に出場し、右SBとして勝利に貢献。抜群の運動量とスピードあふれる突破、クロスでゴールをアシストした。
 またゲームの流れを読みながらプレーする意識を高めたことにより、局面局面でより的確なプレーを選択。20歳のSBは相手にとってより危険な存在となった。内田が不在だった試合の鹿島の成績は1勝4分4敗で、出場した試合は17勝5分3敗。その存在はチームの連覇にも間違いなく欠かせなかった。そして「一番欲しかった賞」であるベストイレブンに選出。内田は「うれしいです」と笑顔を見せた。

 来季の目標はチームのリーグ3連覇、そして3冠獲得だ。今季を「チームとしての結果が出てよかった」と振り返る内田だが「自分の中ではもう少しやれると思う」と言い切る。まだ先輩たちについて行くのが必死だった2連覇から来季は先頭に立って「鹿島の3連覇目指して頑張る」つもりだ。

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<写真>初のベストイレブンに選ばれた鹿島DF内田篤人は照れながら挨拶した

(取材・文 吉田太郎) 

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