平常心で代表デビュー戦に臨む。日本代表MF金崎夢生(19=大分)が20日のアジア杯予選・イエメン戦(熊本)で国際Aマッチデビューを飾る可能性が高まった。昨年7月の日本代表候補合宿以来の招集となった19歳は右MFとして先発出場が濃厚だが、「今の気持ち?普通と変わらない。試合が近づけば少しずつ変わるかもしれないけど。いつも通りというか、自分のプレーを出せれば」と淡々と語った。

　10日から始まった鹿児島・指宿合宿では臀部痛で一時別メニュー調整を余儀なくされたが、その後はコンディションも日増しに良くなっている。舞台は、所属する大分と同じ九州の熊本。「大分のサポーターも見に来てくれるかもしれないし、まずは自分のプレーをしっかり出したい」。昨季のナビスコ杯でニューヒーロー賞を獲得し、大分の初タイトル獲得に貢献した新星は静かに闘志を燃やしていた。

(取材・文　西山紘平)