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パンパシフィック選手権、大分が3位決定戦を制す

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[2・21(現地時間) パンパシフィック選手権3位決定戦 米国LAホームデポセンター]

 アメリカ・ロサンゼルスで行われているパンパシフィック選手権は21日(日本時間22日)、ホームデポセンターで3位決定戦の大分トリニータ-山東魯能戦を行い、ナビスコ杯王者大分が3人も退場者が出る乱戦で2-1の勝利を収めた。

 初戦のLAギャラクシー戦と同じ先発メンバーで臨んだ大分は、GKが西川周作、DFラインは右から藤田義明森重真人上本大海。ダブルボランチにホベルトとエジミウソンが並び、中盤は金崎夢生鈴木慎吾高橋大輔で。2トップがウェズレイ高松大樹の3-5-2システムとなっている。

 試合は前半25分、かつてジュビロ磐田でもプレーしたことがある山東魯能MFアレクサンダー・ジブコビッチが鈴木に危険なタックルを見舞って一発退場。数的優位に立った大分はその2分後、左サイドに開いた金崎からのクロスを高松が右足で決め、先制点を記録した。

 さらに同42分、金崎が今度は右サイドをドリブルで持ち込み、ゴール前に正確なクロス。フリーで待ち構えていたウェズレイが難無く頭で押し込み、追加点を奪った。

 しかし、その3分後、FK時のポジション争いで森重がFWミリアン・ムルダコビッチをPA内で倒してしまい、山東魯能にPKが与えられると、自身で得たPKをムルダコビッチが冷静に決め、山東魯能が1点差とした。

 後半に入ってもひとり多い大分のペースで試合が進む。同9分にはPA内に侵入した鈴木が惜しいシュートを放つと、同14分には金崎がクロスバーの上に外れる惜しいミドルシュートを放った。

 そして同27分、大分は高松に代えてFW森島康仁、金崎に代えてMF家長昭博を投入すると、さらに攻勢を強める。同35分には家長が惜しいループシュートを放つなど、山東魯能のゴールを攻め立てた。

 試合終了間際には山東魯能MF万程(ワン・チャン)が鈴木に危険なタックルを見舞って一発退場。怒ったホベルトが相手選手と小競り合いを起こし、こちらも退場を命じられるなど、荒れた状態で試合終了となった。

 勝利を収めた大分はこれで3位の座を獲得。3月7日に行われるJ1開幕戦ではアウェーで名古屋グランパスと対戦する。

勝敗クイズカルチョ
(文 宝田雅樹)

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