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苦杯をなめた因縁のゼロックス杯へ鹿島・青木「絶対に勝つ」

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 昨年の二の舞はごめんだ。28日の富士ゼロックススーパー杯(国立)に向け、鹿島アントラーズのMF青木剛は「ゼロックスは去年も戦って、結果を出せなかった。今年は絶対に勝ちたい」と強い決意をにじませた。

 リーグ&天皇杯王者として臨んだ昨年の大会は、天皇杯準優勝の広島と再戦し、2-2からのPK戦で苦杯をなめた。家本政明主審が警告10枚、退場者3人を出し、2度のPKやり直しが起きるなど試合は大荒れとなり、試合後には鹿島サポーターがピッチ内に乱入する騒動になった。今年はきっちりと、そしてすっきりと勝つ。リーグ優勝チームは04年大会から5連敗中という分の悪いデータもあるが、リーグ王者のプライドに懸けて2年連続で敗れるわけにはいかない。

 相手は昨季のACL、天皇杯と2冠を達成したG大阪。青木は「この時期にガンバという素晴らしいチームに勝つことができれば、この1年、自信を持って戦って行ける。勝てるように頑張りたい」と、09年シーズンの試金石と位置付けた。前人未到のリーグ3連覇、そしてACLとの2冠をもくろむ鹿島。今シーズン最初のタイトルを手にし、その野望へと突き進む。

<写真>試合前日の共同会見で握手をかわす鹿島のMF青木剛(左)とG大阪のMF遠藤保仁

(取材・文 西山紘平)

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