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[大学]高校時代無名のゴールハンター・三平がタレント軍団のエースに

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[2.28 関東大学サッカーオープニングフェスティバル 関東大学選抜A 2-0 関東大学選抜B 西が丘]

 全日本大学選抜歴を持つ選手12人を擁するタレント軍団・関東大学選抜Aで背番号10を背負ったのが、神奈川大FW三平和司(3年=秦野南が丘高)だ。173cmと決して大きな身体ではないが、抜群のスピードと前を向けばとことん勝負を仕掛けるアグレッシブさが持ち味のアタッカーは、この日もドリブルで相手の守備網を突破するなど両チーム最多のシュート3本を放った。「チームとしてはやりたいことができていたけど、もっと積極的にシュートが打ちたかった。FWなので点取りたかった」と反省もしてしたが、相手を「抜く」バリエーションの多い彼の独創的なプレーは何度も会場を沸かせていた。

 秦野南が丘高時代は神奈川県選抜にすら入ったことがなかったという三平。「Jリーガーを目指していたとは言ってますが、そのレベルが分からなかった」と振り返る。練習試合で披露したプレーが視察した神奈川大の大森酉三郎監督の目にとまり同大への進学が決定。関東2部だった2年時の07年には、現在水戸でブレイク中の専修大FW荒田智之に次ぐ18得点をマークし、チームの1部昇格に貢献した。
 昨年4月には湘南が特別指定選手として登録。神大優先の日程の中、湘南に帯同していた時間は大学リーグ戦のないわずかな時期に限られたが、7月の熊本戦でJ初ゴールをマークした。「(湘南での経験を経て)より上を目指そう」と決意した三平は初となる関東1部での戦いでも10ゴールを挙げて得点ランキング5位タイ。高校時代は県選抜にも残れなかった三平は全日本大学選抜に定着、昨夏のイタリア遠征ではチームの全6得点(4試合)中3得点をマークしており、今夏のユニバーシアードではJAPANのエース格として期待される。

 関東選抜合流前にはF東京の練習にも参加するなどJ数クラブが注目するアタッカーは、今年大学日本一と関東1部での得点王獲得を目標に掲げている。「1年から得点王が目標と言い続けてきている。だから今年こそ得点王を取りたい。選抜もありますが、どこに行っても自分のやることは変わらないので、自分の力を全部出して、見る人に感動を与えるようなプレーをしたい」。無名な高校時代から突如飛び出したゴールハンターはチームで、関東選抜で、そしてJAPANでもゴールにこだわる。

(取材・文 吉田太郎)

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