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川崎F、猛攻実らず引き分け発進(川崎Fvs.柏)

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[3.7 J1第1節 川崎F 1-1 柏 等々力]

 昨季J1で2位の川崎フロンターレがホームに同11位の柏レイソルを迎え撃った一戦は、後半5分に柏MF菅沼実が先制ゴール。だが、32分に川崎Fの北朝鮮代表FW鄭大世が同点ゴールを決め、1-1で引き分けた。

 昨年はナビスコ杯も含めて4度対戦し、川崎Fが3勝1敗。川崎Fが4試合で12得点をマークしていた一戦だったが、この日は勝ち点1を分け合った。川崎Fは鄭を3トップの中心に、右にレナチーニョ、左にジュニーニョ、トップ下がヴィトール・ジュニオールとブラジル人アタッカートリオを前線に並べた4-3-3システムを組んだ。中村憲剛と谷口博之の日本代表コンビが中盤の位置に入り、最終ラインは右から山岸智、井川祐輔、寺田周平、伊藤宏樹。GKは川島永嗣が先発した。
 一方の柏はFWフランサを1トップに配置する4-2-3-1の布陣。フランサが前線を自由に動き回り、開いたスペースを左MF菅沼、トップ下に入った李忠成、右MFポポが突いた。中盤の底にはこの日キャプテンマークを巻いたMF杉山浩太と栗澤僚一。4バックは右から村上佑介、古賀正紘、小林祐三、石川直樹でGKは菅野孝憲が先発した。

 試合開始わずか40秒、川崎Fは右SB山岸が自陣でパスをさらわれ大ピンチを迎える。フランサが放った右足シュートは井川がゴールラインすれすれでかき出し、難を逃れたがこの日の川崎Fはミスやバランスを欠く場面があまりにも多かった。自陣、中盤でパスをカットされ、守備時にはDFが重なるような場面も。攻撃ではフォローが少なく、前線の選手が単独突破を図らざるを得ないような場面の連続。昨シーズン、リーグ最多の65ゴールを決めた攻撃陣からは完全にその「恐さ」が消えていた。
 対する柏は相手のミスを誘ってからのカウンター攻撃で川崎Fゴールに迫った。前半7分頃に接触プレーで鼻を負傷した小林が治療のために何度もピッチ外へ出されるというアクシデントがありながらも、速攻とミスのない守りで相手に食い下がった。

 前半を0-0で折り返した柏は後半5分、相手を苦しめていた速攻から先制点を奪った。右サイドを突いたポポのクロスをニアサイドへ走りこんだ菅沼が頭でゴールへと流し込む。だが、失点で目が覚めた川崎Fは、この後怒涛の攻撃を展開。前半には見られなかったスピードに乗った攻撃でジュニーニョや中村がPAに飛びを見せ、決定的なチャンスを作っていく。シュートの正確性を欠き、なかなか同点に追いつくことができいなかったが32分、ジュニーニョからのスルーパスに反応した中村が右足シュート。DFに当たり、こぼれたボールを中央へ詰めた鄭が右足でゴールへと押し込み1-1とした。
 勝ち点3の欲しい川崎Fはこの後、相手を敵陣に押し込んで攻め続けたが、伊藤の決定的なヘディングシュートが正面を突くなど勝ち越すことができず。柏の粘り強い守備の前に、痛いホームでの引き分け発進となった。

(取材・文 吉田太郎)

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