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[大学]川西劇的弾で関西AがV(デンソーカップチャレンジ)

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 大学サッカーの地域選抜チーム対抗戦、第23回デンソーカップチャレンジサッカー南さつま市大会は大会最終日の8日、順位決定戦を行った。関西Aと九州の間で争われた決勝は、関西Aが試合終了間際のFW川西翔太(大阪体育大2年=青森山田高)の決勝ゴールで2-1で勝利。関西勢としては7年ぶりとなる優勝を飾った(写真)。

最終日の各試合記録などは以下の通り
[7、8位決定戦]
東海・北信越 3-2 中国・四国
[東]林慶之(35分)、森本良(44分)、平間直道(56分)
[中]大竹博久(12分)、佐古田翔平(87分=PK)
※昨年優勝の東海・北信越が打ち合いを制し、7位となった。東海・北信越は1-1で迎えた前半44分、MF平間直道(愛知学院大3年=多々良学園高)の右CKからDF森本良(中京大2年=名古屋U18)が右足で決め勝ち越し。さらに後半11分には平間が右足で加点した。中国・四国は試合終了間際にMF佐古田翔平(福山大3年=西京高)がPKを決めて1点差へ迫ったが、あと一歩及ばなかった。

[5、6位決定戦]
北海道・東北 2-4 関西B
[北]山口博之(40分)、李澤忍治(63分)
[関]清水孝太(58分)、平野甲斐(81分)、東浩史(84分)、前川亮(86分)
※関西Bが試合終盤の連続ゴールで逆転勝ちした。1-1で迎えた後半18分に北海道・東北のMF李澤忍治(仙台大2年=青森山田高)が勝ち越しゴール。だが関西Bは36分にMF東浩史(阪南大3年=FCみやぎバルセロナユース)のラストパスからFW平野甲斐(びわこ成蹊スポーツ大3年=立正大淞南高)が同点ゴールを決めると、39分には東が勝ち越しゴール。41分にも東のラストパスをFW前川亮(関西大3年=金光大阪高)が右足で決め4-2。6分間に3ゴールを決めた関西Bが逆転勝利を飾った。

[3、4位決定戦]
関東B 2-3 関東A
[B]柏好文(9分)、小林悠(85分)
[A]中町公祐(22分)、山田大記(74分)、三島康平(77分)
※関東Bの日本代表候補GK林彰洋(流通経済大3年=流通経済大柏高)、関東A・DF高橋秀人(東京学芸大3年=前橋商高)らタレントぞろいの両チームの対戦となった3、4位決定戦。試合は前半8分、関東BがMF柏好文(国士館大3年=韮崎高)のゴールで先制。だが、関東Aは22分に右CKから前湘南のMF中町公祐(慶應義塾大4年=高崎高)のゴールで同点。後半29分、32分にはMF山田大記(明治大2年=藤枝東高)、FW三島康平(駒澤大3年=浦和東高)の連続ゴールで引き離し試合を決めた。

[決勝戦]
関西A 2-1 九州
[関]金園英学(31分=PK)、川西翔太(89分)
[九]藤田直之(41分=PK)
※関西Aが九州に競り勝ち、頂点に立った。試合は前半31分、関西AがFW金園英学(関西大2年=立正大淞南高)のゴールで先制。だが3戦連発中のU-20日本代表FW永井謙佑(福岡大2年=九州国際大付高)を中心に攻める九州は41分、MF藤田直之(福岡大3年=東海大五高)のPKで同点に追いつく。この後、得点が入らないまま試合が進んだが、後半終了間際、関西AはMF荒堀謙次(同志社大2年=野洲高)、DF内野貴志(びわこ成蹊スポーツ大2年=野洲高)とつないだボールを最後は途中出場のFW川西翔太(大阪体育大2年=青森山田高)が右足で押し込み決勝点。劇的なゴールで栄冠をつかんだ。

(文 吉田太郎)

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