鹿島アントラーズの新人FW大迫勇也(18)が、4月4日から15日に行われる高校選抜の欧州遠征を辞退することが内定した。24日、日刊スポーツが報じた。
　この遠征に参加すると、4日のリーグ戦第4節・京都サンガF.C.戦、7日のACL第3節・アームド・フォーシズ(シンガポール)戦、11日のリーグ第5節・FC東京戦の公式戦3試合に出場できない。現在リーグで4位(勝点6、得失点差+2)、ACLのG組で2位(勝点3、得失点差-1)につけている鹿島。このまま調子を上げていきたい時期だけに、大迫を"戦力"として認めるオズワルド・オリヴェイラ監督が難色を示すのも無理はないといえる。
　24日付けの日刊スポーツによると、22日の夜に同監督の意向を受けた鹿島幹部が高校選抜を取り仕切る高体連側と交渉し、遠征辞退の内諾を得たという。公式の発表は、正式な手続きを経て近日中に発表される予定だという。

(文 山口雄人)