鹿島アントラーズが12日のF東京戦(味スタ)で、Jリーグ最速のチーム通算1000ゴールを狙う。93年のJ開幕から前節4日の京都戦(2-1)までの通算548試合で積み重ねてきた総得点は996得点。大台まであと4点と迫っている。

　1試合で4点は簡単ではないが、F東京とは過去10勝3分5敗と相性が良く、昨年7月の対戦でも4―1と大勝した。7日のACLアームド・フォーシズ戦も4―1で快勝し、現在公式戦4連勝中。一気の記録達成へ勢いはある。

　10日付のスポーツ報知によると、先発が濃厚なFW大迫勇也は「(ポジションを奪われる)危機感は常に持っている。次の試合でも点を取りたい」と話し、途中出場で2試合連続決勝点を決めているFW興梠慎三も「だいぶ調子が上がってきた。(先発を奪うためにも)出た時にしっかり自分をアピールしないといけない」と、意気込んだ。FW陣が激しい競争を繰り広げる鹿島が、J最速1000得点という金字塔に挑戦する。

(文　西山紘平)