鹿島アントラーズのMF中田浩二(29)が14日、昨年10月1日の大宮アルディージャ戦以来、195日ぶりに対外試合出場を果たした。中田は、流通経大との練習試合で左ボランチとして先発し、90分間フル出場。
　15日付のスポーツニッポンの記事によると、中田は「疲れました。体力的にも人に対してもどこまでできるかをチェックした。90分やれたことが収穫。前半はボールへの寄せだったり、バランスを見たりというのは思ったよりできた。でも後半きつくなってミスが多くなった」とコメントしたという。
　長かった。昨年10月に右膝軟骨を痛め、除去手術を受けてから苦しいリハビリ生活が続いた。それだけに、久しぶりの試合出場ながら90分間動き回れたことは自信になる。鹿島は中田が離脱していた時期にリーグ連覇を成し遂げ、現在は第5節を終えリーグ首位を走っている。4月のホーム戦は、18日の横浜F・マリノス、22日アームド・フォーシズ(ACL)、29日のヴィッセル神戸戦と3戦ある。4月のどこかでファンに復活を見せることができるのか。期待したい。

(文 山口雄人)