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[ACL]大迫3戦連発、興梠2発、鹿島が5-0圧勝

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[4.22 ACL第4節 鹿島5-0アームド・フォーシズ カシマ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は22日、グループリーグ第4節を行い、G組の鹿島アントラーズはホームでアームド・フォーシズ(シンガポール)と対戦。鹿島は前半29分、MF野沢拓也のゴールで先制すると、同38分にFW興梠慎三が追加点。後半5分にMF小笠原満男が3点目を奪うと、同9分にはFW大迫勇也がACL3戦連発となるゴールでリードを広げ、同29分には興梠が自身2点目を決めて5-0と大勝した。

 鹿島はいつもの4-4-2から4-3-3にシステム変更し、先発メンバーも18日の横浜FM戦(0-0)から3人を入れ替えた(伊野波雅彦・青木剛・本山雅志→大岩剛・新井場徹・興梠慎三)。GK曽ヶ端準、4バックは右から内田篤人、岩政大樹、大岩、新井場。パク・チュホ、小笠原満男、野沢拓也が中盤を構成し、前線は右からマルキーニョス、大迫勇也、興梠と並ぶ3トップだった。

 システム変更の影響か、中盤のパスミスからカウンターを招く場面もあったが、最終ラインが未然にピンチを防ぐ。徐々に攻勢を強めると、3トップにボールが集まり出し、チャンスの連続となった。

 前半6分、マルキーニョスが新井場とのワンツーから左足でシュート。同8分にもロングボールを大迫が頭でそらし、マルキーニョスが右足で狙った。同27分には野沢の右クロスを内田がヘディングシュート。クロスバーに当たった跳ね返りを大迫が拾い、左足でシュートを打ったが、GKの好セーブに阻まれた。

 そして前半29分、ついに均衡を破る。新井場が左サイドを突破し、ゴール前にクロスを上げると、ファーサイドから飛び込んだ野沢がダイビングヘッドを叩き込み、先制ゴール。同38分には小笠原のミドルシュートをゴール前の興梠が左足で角度を変える技ありゴールを決め、2-0として前半を折り返した。

 後半に入っても鹿島の猛攻は止まらない。後半5分、小笠原のパスをマルキーニョスがスルーし、野沢がシュート。GKがはじいたボールに詰めた興梠のシュートはもう一度GKに防がれたが、こぼれ球を今度こそ小笠原が押し込み3-0。同9分には野沢のスルーパスに抜け出した大迫が冷静に右足で流し込んだ。

 大迫のACL3戦連発で4-0とリードを広げると、後半12分には野沢と内田を下げ、MF本山雅志とMF増田誓志を投入。過密日程を考慮し、連戦の続く主力を休ませる余裕も生まれた。

 後半29分には個人技でDFを抜いた興梠が角度のない位置からゴールに流し込み、自身2ゴール目を決めた。一方的な試合展開となり、5-0の大勝でACL3連勝を飾った鹿島。次節5月5日には、初戦で1-4の惨敗を喫した水原三星(韓国)をホームに迎え、決勝トーナメント進出を懸けた大一番に臨む。

<写真>タッチをかわす鹿島FW興梠(13番)とFW大迫(34番)
(取材・文 西山紘平)

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