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岩政のメモリアル1000ゴールで、鹿島首位!!

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 J1第8節の9試合が29日各地で行われ、3位の鹿島アントラーズが7位のヴィッセル神戸をホームに迎えた。鹿島は前半1分にDF岩政大樹がチーム通算1000ゴール目となるメモリアルゴールを決め、この得点を最後まで守りきり勝利。鹿島は、この勝利で首位に返り咲いた。

 試合が動いたのは開始直後の前半1分。押し込んだ鹿島が右CKを得ると、そのクロスに打点の高いヘディングで合わせた岩政がゴール右隅に先制点を叩き込み、早くも1-0。これが鹿島の通算1000ゴール目のメモリアルゴールとなった。

 その後も鹿島がゲームを優位に進め、同33分のMF野沢拓也のシュートなど前半だけで7つのCK、9本のシュートを放った。鹿島は38分にFWマルキーニョスが負傷しFW興梠慎三を投入。トップの興梠とFW大迫勇也は俊敏な動きを見せ神戸ゴールを目指したが、宮本恒靖を中心とした守備の前に加点することは出来なかった。一方、神戸は前半12分にDF石櫃洋祐が放ったシュートなど僅か2本しかフィニッシュまで持っていけずに、0-1で前半を終えた。

 後半立ち上がりも鹿島のペース。後半6分、野沢のシュートのこぼれ球をMF小笠原満男がダイレクトシュート。同9分には左サイドからPAに切れ込んだ大迫が宮本をかわしてラストパス。打開を図った。

 神戸は後半10分過ぎから、きついプレスをかけじわじわとボール支配率を上げていく。同12分には、前節2得点を決めたFW茂木弘人も果敢にシュートを放ち、MF松岡亮輔らがFWマルセウをターゲットにクロスを入れセカンドボールを狙った。しかし、鹿島のDF陣がこれをきっちりシャットアウト。神戸はその後、MFボッティを金南一に、FW吉田孝行を岸田裕樹に交代。鹿島もMF本山雅志を増田誓志に、DF内田篤人を新井場徹に替え、流れを変えに出た。しかし、互いに攻め手を欠き試合を動かすことは出来ず、1-0で試合終了。

 メモリアルゴールを守り切った鹿島が、この勝利により再び首位に立った。2位には同日、清水エスパルスと引き分けた浦和レッズが続いた。

(文 山口雄人)

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