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柏の逸材・比嘉、初ベンチ入りへ

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 前節試合終了間際の劇的な決勝弾で初勝利を挙げた柏レイソルは2日、アウェーでモンテディオ山形と対戦する。
 2日付スポーツニッポンによると、山形戦では右内転筋痛のMFポポに代わり、19歳のMF比嘉厚平がベンチ入りすることが決まった模様。1日の練習中に高橋真一郎監督からベンチ入りを告げられた比嘉は「びっくりしました。でもうれしいです。選んでもらったからにはしっかり頑張りたいです」と意気込みを語ったという。

 各年代の日本代表に選ばれてきた比嘉は、高校2年時の07年12月に柏のトップチームへ2種登録された。昨年1月にはカタールU-19国際親善トーナメントに出場するU-19日本代表メンバーに選出。現U-20日本代表世代では主力を務めるドリブラーだったが、カタールでの大会中に悪質なファウルを受け、両ひざ半月板と左ひざ前十字じん帯を損傷。全治7ヵ月の重傷で昨年1年間を棒に振った。
 それでも地道なリハビリで復活。サテライトリーグなどでアピールし、ついにチャンスをつかんだ。チームでは同じ19歳のFW大津祐樹が大分戦で決勝ゴール。「10代でもできるんだ、というモチベーションになった」と刺激を受ける19歳が、つらかった1年間の思いをピッチでぶつける。

(文 吉田太郎)

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