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[高校MOM_8]F東京U-18DF武藤嘉紀(2年)_攻撃力で千葉沈める

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]

[5.6 JFAプリンスリーグ関東1部第6節 千葉U-18 1-3 F東京U-18 秋津]

 サイドバック転向1年目の“ルーキーDF”が持ち味の攻撃力で千葉U-18を切り裂いた。前半10分、FC東京U-18はMF星暢哉の左CKに飛び込んだDF武藤嘉紀(16)が頭で先制ゴールを奪う。チームを勢いづかせる一撃。ただ、誰より気持ちが前向きになったのはゴールを決めた本人・武藤だった。
 2年前の中学3年時、F東京U-15深川の一員として全日本ユース(U-15)選手権4強。当時左MFだった武藤は6試合中4試合で2発を叩き込み計8得点を挙げた。だが、長い距離を激しく上下動することのできる脚力とフィジカルの強さを備える武藤は、その武器をより生かすために高校1年の終わりから右SBへコンバート。レギュラーとして今季のプリンスリーグ全試合に出場しているがDFとしての日が浅い。この日は「ミスしない」ことを考えすぎたために緊張で試合の入りがよくなかった。

 だが、その緊張を2試合連続となるゴールで払拭。自らの持ち味である攻撃力で相手の脅威となった。特に後半は味方とのワンツーで右サイドを鋭く抜ければ、素晴らしい加速とステップから独力でサイドを打開する場面もあった。武藤は「立ち上がりが悪かったし、危ないクリアをした場面もあった。後半決定機を外したので点数は70点です」とやや厳しい自己採点。それでも倉又寿雄監督は「フィジカルが強いし、上下できる。持ち味を出していいプレーをしていた」と高評価していた。
 「将来はまた前のポジションで挑戦したい」とサイドハーフへの未練も残す武藤だが「前とサイドバックの両方が出来ればより視野が広がる」と前を向く。現在は先輩SBのU-18日本代表DF阿部巧のプレーを間近で見ながら学習の日々。「今年は1年間ずっとレギュラーで出ること。そしてクラブユース選手権と高円宮杯、Jユースカップ全部取れるように頑張る」。まだまだ粗さはあるが爆発力も備える攻撃的SBは、タイトル奪取へ自分の武器をより研ぎ澄まし、発揮していく。

<写真>抜群の跳躍力を見せるなど身体能力も高いF東京U-18・武藤(左)
(取材・文 吉田太郎)

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