beacon

鹿島vs清水 試合後の選手コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.10 J1第11節 鹿島2-1清水 カシマ]

 J1第11節は10日、4試合を行い、カシマスタジアムでは鹿島アントラーズ清水エスパルスが対戦。鹿島は前半4分、FWマルキーニョスのゴールで先制すると、後半5分にMF本山雅志が追加点。清水の反撃を1点に抑え、2-1で競り勝った。

<鹿島>
●FWマルキーニョス
―得点シーンは興梠からいい折り返しが来たが?
「最初、(岩政)大樹か(興梠)慎三か分からなかったが、慎三が落としてくれたのなら、彼が常に自分を探してプレーしてくれているということだと思う。自分も常に慎三を探してプレーしているし、2人の連係ができているから生まれたゴールだと思う」
―難しい体勢でのシュートだったが?
「ああいうときはDFは足を少し上げて伸ばしてくる。いかに下を狙って打てるかが大事で、狙ったところに打てたから入ったと思う」
―本山のゴールもアシストしたが?
「モトさん(本山)との連係から生まれたゴール。トライアングルをつくってゴールを決める形は練習でもやっているし、それをゲームで表現できた」
―2-1になってから押し込まれたが?
「正直言うと、もう1点取って3-1にして楽に試合を運べればよかった。もしくは2-0のまま試合をコントロールできれば。1点取られて相手に勢い付かれた。前線からプレッシャーに来て、我慢の試合になるのは分かっていた。いかに耐えられるかが大事で、それができたから勝利をおさめられたと思う」
―去年のこの時期は勝てなかったが?
「選手は去年を教訓にしている。そういう気持ちを前面に出してピッチに立っているから、去年と違った結果を残せていると思う」

●FW興梠慎三
―1点目のアシストの場面は?
「マルキが折り返しに反応してくれた。マルキのシュートをほめた方がいいと思う」
―なかなかシュートを打てなかった?
「決定機もそんなにつくれなかった。守備の方ではある程度チームに貢献できたと思うけど。監督からも“守備をしろ”という指示があって、守備をし続けた。前でキープできればよかったけど、2-1で勝てたのでよかった」
―首位に返り咲いたが?
「ずっと首位にいられれば。一戦一戦、大事に戦っていきたい」

●MF本山雅志
「最後はみんなで体を張って頑張れた。鹿島らしくなってきたと思う。最後は押し込まれて走らされたけど、それ以外はいいサッカーができたと思う。自分たちが気を抜いたら勝てる試合も負ける。しっかり気を引き締めてやっているし、それができているときはいいゲームができる」

●DF内田篤人
「急に暑くなったから90分間やった人は大変だったと思う。1点目はいいクロスだったけど、慎三さん(興梠)がそのまま決めれるようなボールでもよかった。1点取ってからはカウンターだけ気をつけて、(山本)真希にはロングシュートがあるので、中は空けないようにした。失点したくなかったけど、しょうがない」
―7連戦を無敗で乗り切ったが?
「(24日の)ガンバ戦までは全勝でいこうと監督も言っているし、それだけの力もあると思う」
―1試合少ない状態で首位に立ったが?
「(未消化試合で)負けたら意味がないし。まだ11節でしょ。最後、1位にいないと」

<清水>
●FW岡崎慎司
「なんとかして点を取らないと。勝つためには点が必要。サイドから攻めれていたけど、あとちょっとの工夫がなかった。あそこで余裕を持ってサイドを変えるとかがあれば。押し込んだ状態でできていたし、もう少し余裕があればよかった。前からプレッシャーをかけたときは毎回チャンスになっていたし。FWがもっとキープしないといけない。相手のFWはしっかりキープしてやっていた。そこの差が結果に出たと思う。力のなさを痛感している。中盤で頑張るんじゃなくて、前線で踏ん張らないといけない」

●MF枝村匠馬
―1点差に迫るゴールを決めたが?
「(よかったのは)点を取ったことだけ。後半は相手の足が止まっていたし、そこで運動量多く走って、こぼれ球も拾えていたけど、最後のところで引っかかった。あれだけ止められると、難しい」
―4戦連続ドローのあとの黒星だが?
「無駄になっちゃいましたね、結果的には」

●MF兵働昭弘
「先に点を取られても焦ってはいなかった。サイドからボールを動かしながらDFラインの背後を狙って起点をつくって。ただ、起点をつくったあとにサポートが少なくて、相手に囲まれる場面が多かった」
―最後は押し込んだが?
「向こうも引いて守ってカウンターという感じになった。中盤まではボールを運べたけど、最後の勝負のところで止められていた。迫ってはいたけど、という感じ。カウンターは覚悟の上でやっていたし、最後のところでもう1点取れれば。悪いわけじゃないから我慢しながらだけど、勝てないのは何かが足りないからだし、そこは突きつめたい」

(取材・文 西山紘平)

TOP