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[ACL]20歳の新川がプロ初ゴール、名古屋は無敗で決勝Tへ

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[5.20 ACL第6節 北京国安1-1名古屋 北京]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は20日、グループリーグ最終節を行い、すでにE組首位通過を決めている名古屋グランパスはアウェーで北京国安(中国)と対戦。前半35分、今季公式戦初出場となったFW新川織部(20)のプロ初ゴールで先制したが、後半36分に追いつかれ、1-1で引き分けた。6月24日の決勝トーナメント1回戦ではG組2位の水原三星(韓国)とホームで対戦する。

 消化試合のため主力を温存した名古屋は若手を抜てき。システムは4-2-3-1で、GK西村弘司、4バックは右から松尾元太、竹内彬、吉田麻也、佐藤将也。中盤は山口慶と福島新太のダブルボランチ、右に津田知宏、トップ下に花井聖、左に新川が入り、巻佑樹が1トップを張った。

 試合は立ち上がりから激しく当たってきた北京に主導権を握られ、劣勢を強いられた。左サイドを再三、崩され、前半14分にはポスト直撃のシュートも受けるなど決定機をつくられる。ビルドアップでのミスからカウンターを浴びる悪循環にはまり、なかなかリズムに乗れなかったが、前半35分、セットプレーからワンチャンスをものにした。

 絶好の位置で得たFKのチャンスに、花井が右足で直接狙うと、シュートはGKの手をかすめてクロスバーを直撃。跳ね返りに素早くつめた新川が右足で押し込み、先制点を奪った。

 すでにグループリーグ敗退が決まっていた北京もホームでは負けられないとばかりに猛反撃に出た。後半も激しい肉弾戦が繰り広げられたが、名古屋も粘り強い守備で1失点に食い止め、1-1ドロー。若手の活躍で勝ち点1をつかみ取り、3勝3分の無敗でグループリーグを締めくくった。

(文 西山紘平)

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