beacon

U-18日本代表候補は流経大に6-9で敗戦

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.25 練習試合 U-18日本代表候補6-9流通経済大 たつのこフィールド]

 U-18日本代表候補は25日、流通経済大と8人制の練習試合(20分4本)を行い、茨城合宿を打ち上げた。ピッチを狭くしたGK1人、フィールド選手7人による8人制の練習試合は6-9で敗戦。MF六平光成(中央大)が2得点、FW住田貴彦(大分)が1得点を挙げるなど奮闘したが、個々のフィジカルや技術で流通経済大に圧倒される場面も目立った。

 布啓一郎監督は「8人制は11人制に比べて個人のところがハッキリしてくる。ひとりひとりの力量が見えてきた」と収穫を口にした。同代表候補は15~18日に滋賀県内でも合宿を行い、西日本地区の選手を中心に招集。東日本地区の選手を中心に呼んだ今回と合わせ、のべ40人以上が合宿に参加した。

 布監督は「最初に立ち上げたときは40人ぐらい呼んでいたが、そのあとは絞っていた。ここでまた広げることができて、ラージグループの形成という意味では有意義な合宿になった」と指摘。もう一度、底辺を広げ、新たな選手の発掘や、選手間の競争意識を高めるという狙いは一定の成果を得たようだ。

 U-18日本代表は11年のU-20W杯を目指す世代で、11月にはAFC U-19選手権予選(インドネシア)に出場する。8月にSBSカップ、9月に仙台カップも控えており、練習合宿を含めればほぼ毎月1度は活動機会がある。布監督は「仙台カップと高円宮杯の日程が重なっている」ため、仙台カップとSBSカップでもメンバーを分けて招集する考えを示唆。「(メンバーの枠を)広げたり狭めたりしながらやっていく」と、当面はラージグループから中心選手を選抜していくメンバー選考の意味合いが強くなりそうだ。

【練習試合(8人制)】(20分4本)
U-18日本代表候補 6-9流通経済大
(0-2、4-4、1-2、1-1)

<得点者>
[U]住田貴彦(2本目2分)、六平光成2(2本目7分、2本目11分)、吉原正人(2本目9分)、戸島章2(3本目0分、4本目18分)
[流]張志旭3(1本目7分、1本目10分、2本目17分)、オウンゴール(2本目5分)、フランク(2本目10分)、関戸健二(2本目19分)、武藤雄樹2(3本目1分、4本目16分)、早稲田昂平(3本目13分)

<出場メンバー>
[U-18日本代表候補]
1本目
GK 12 中村隼(浦和ユース)
DF 5 古林将太(湘南ユース)
DF 6 阿部巧(F東京U-18)
DF 9 小椋剛(川崎FU-18)
DF 28 内堀超(三菱養和SCユース)
MF 10 六平光成(中央大)
FW 19 住田貴彦(大分)
FW 27 吉原正人(福岡U-18)

2本目
GK 1 大森圭悟(広島ユース)
DF 9 小椋剛
DF 28 内堀超
MF 10 六平光成
MF 11 菊池大介(湘南)
MF 16 古田寛幸(札幌U-18)
FW 19 住田貴彦
FW 27 吉原正人

3本目
GK 18 八木直生(鹿島ユース)
DF 2 佐藤卓斗(流通経済大)
DF 4 岡直樹(横浜FMユース)
DF 7 茨田陽生(柏U-18)
DF 8 森保翔平(広島ユース)
MF 13 玉城峻吾(三菱養和SCユース)
FW 20 森岡亮太(久御山高)
FW 26 戸島章(成立学園高)

4本目
GK 12 中村隼
DF 2 佐藤卓斗
DF 4 岡直樹
DF 7 茨田陽生
DF 8 森保翔平
MF 17 碓井鉄平(山梨学院大附属高)
FW 20 森岡亮太
FW 26 戸島章

<写真>選手に指示を出す布啓一郎監督(左)

(取材・文 西山紘平)

TOP