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小笠原が汚名返上弾、鹿島が7連勝で首位固め

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[6.28 J1第15節 大分1-2鹿島 九石ド]

 鹿島アントラーズのMF小笠原満男が汚名返上の一撃を叩き込んだ。大分に先制点を許してから7分後の後半16分、MF野沢拓也の浮き球のスルーパスに反応。豪快な右足ダイレクトボレーをゴールネットに突き刺した。

 24日のACL決勝トーナメント1回戦・FCソウル戦では後半19分に退場処分となり、数的不利に立たされたチームはPK戦の末に敗れた。試合後「自分が試合を壊してしまった。自分の責任」と自らを責めていた主将の意地の一発。後半27分にも小笠原の左CKから最後はこぼれ球をDF岩政大樹が押し込み、逆転に成功した。

 オリヴェイラ監督は試合後のインタビューで「先制されてトーンダウンするのもやむを得ないと思っていたが、選手が踏ん張ってくれて、すぐに追いついた。選手たちが素晴らしさを見せつけてくれた」と、ACL敗退のショックを引きずることなく、逆転勝ちを収めた選手を手放しで称賛。これでリーグ戦は7連勝。2位との勝ち点差7も保った。

<写真>ダイレクトボレーを決めた小笠原が青木とハイタッチ

(文 西山紘平)

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