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チーム救った!鹿島・興梠2戦連発!!

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[7.5 J1第16節 川崎F1-1鹿島 等々力]

 鹿島アントラーズのFW興梠慎三が2戦連発ゴールを決め、チームの敗北を阻止した。前半33分のDF内田篤人の退場処分で10人となり、その後のPKで得点された。負けてもおかしくない状況だった。

 1点ビハインドで迎えた後半。このまま川崎フロンターレが逃げ切れば、鹿島は第2節ぶりの黒星を喫することとなる。川崎Fファンからすると、それが見たかったに違いない。しかし底力を見せた鹿島は、その期待を覆した。後半19分、FWマルキーニョスが敵陣にてMF寺田周平からカット。そのままドリブルで持ち込み、PA左裏スペースへ走り込む興梠にラストパス。「マルキーニョスがいいボールをくれた」という興梠は狭い角度から蹴り込んだ。「GKが突っ込んできたので、角度なかったけど蹴ればイケるかなと思って…」。内田の退場は消すことは出来ないが、1-1とゲームを振り出しに戻した。

 「(10人対11人となってからは)カウンターしか狙っていなかった。0-1で何としても攻撃に出なければならない局面でカウンターからとれたのはデカイ」とマルキーニョスとのコンビネーションに自信を深めた。次も決めて3戦連発ですね。そう言うと「いやー疲れた。しんどいっす」。いつもの調子でおどけ、スタジアムを後にした。

<写真>鹿島FW興梠(13番)
(取材・文 山口雄人)

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