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[総理大臣杯]優勝候補対決は終盤4発の関大が勝利_1回戦レポ3

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2009年度 第33回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント試合レポ

【東海学園大vs.国士舘大】
【関西大vs.筑波大】

[8.1 全日本大学トーナメント1回戦 東海学園大 0-1 国士館大 長居2]

 優勝候補の一角・国士舘大(関東4)が08年U-19日本代表MF吉野峻光(2年=静岡学園高)の決勝ゴールにより東海学園大(東海2)に1-0で勝ち、2年連続の8強進出を果たした。
 FW松元亮仁(4年=アミーゴス鹿児島)、MF内薗大貴(4年=アミーゴス鹿児島)といった攻撃陣がゴールを狙う東海学園大だが、全日本大学選抜候補DF濱屋祐輝(4年=柏U-18)や守護神・山田賢二(3年=室蘭大谷高)ら国士大の守備は堅く、得点することができない。
 国士大は全日本大学選抜のドリブラー、MF柏好文(4年=韮崎高)らが繰り出す攻撃がなかなか実らなかったが後半17分、相手のクリアボールをPAで拾った吉野が先制弾。後半のシュート11本で1点に終わるなど課題は残ったが、まず大事な初戦で白星を収めた。

[8.1 全日本大学トーナメント1回戦 関西大 5-1 筑波大 長居2]

 関西王者・関西大(関西1)と優勝3回の名門・筑波大(関東5)との優勝候補同士の一戦は試合終盤にゴールラッシュを見せた関西大が5-1で快勝。4年ぶりの優勝へ好発進した。
 関西大は前半3分、MF藤澤典隆(3年=広島ユース)の左CKを1年生MF田中裕人(G大阪ユース)が頭で合わせて先制。MF小澤司(3年=桐蔭学園高)を中心に攻める筑波大は36分に08年U-19日本代表の1年生ストライカー、瀬沼優司(桐光学園高)が同点ゴールを叩き込む。

 実力派同士の一戦は緊迫した展開のまま後半へ突入。その均衡した展開を一気に傾けたのは後半20分過ぎから攻撃陣が爆発した関大だった。22分、右クロスをDF宇佐美宏和(4年=C大阪U-18)がダイビングヘッドで叩き込み勝ち越し。さらに2分後には佐藤悠希(4年=奈良育英高)が右足で加点した。
27分にはDF清水孝太(4年=星稜高)がPKを決めて4-1。関大は退場者を出して10人となった筑波大をその後も攻め立て、最後は43分に藤澤がゴールラッシュを締めた。

(文 吉田太郎)
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