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[高校MOM_47]立正大淞南DF松田陸主将(3年)_抜群の身体能力

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.2 全国高校総体1回戦 新潟西 2-4 立正大淞南 大淀町運動公園]

 立正大淞南DF松田陸主将の魅力は抜群の身体能力にある。173cmと小柄だが、滞空時間の長いヘッドは驚異的で、空中戦には無類の強さを誇る。それだけでなくスピードとテクニック、キックに優れ、一度攻撃のスイッチが入ると、彼はCBではなく、アタッカーに変貌する。まさに陸空、攻守に渡り、非凡な才能を見せる万能型プレーヤーである。
 この試合でも、その能力を存分に発揮。31分、ゴール中央で得たFK。彼はボールをセットすると、相手の壁の前に膝をつけてもう一枚の壁を作る味方に入念に指示を出す。そしてゆっくりとキックモーションに入ったとき、「相手GKが壁に『飛べ』と言ったので、下を狙った」と冷静に判断し、壁の右脇を抜けるグラウンダーのシュートを、ゴール右隅に突き刺した。34分には決勝点となる3点目のゴールをアシストするなど、試合を決定付ける働きを見せた。

(取材・文 安藤隆人)
09全国高校総体特集

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