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U-20代表、U-19選手権の雪辱ならず韓国に敗れる

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 韓国遠征中のU-20日本代表は6日、水原国際ユース大会のU-20韓国代表戦に臨んだ。試合は1-2で敗れ、日本は3位でフィニッシュ。韓国が優勝した。
 日本の出場メンバーは以下の通り。

▼出場メンバー
4-2-3-1
GK
18増田卓也(流通経済大)
DF
2鎌田翔雅(湘南)
3當間建文(鹿島)
5菅沼駿哉(G大阪)
8佐藤将也(名古屋)
→HT 7永田拓也(浦和)
MF
6山村和也(流通経済大)
9青木拓矢(大宮)
→80分 14渡部大輔(大宮)
10鈴木惇(福岡)
→HT 20白谷建人(C大阪)
15河井陽介(慶應義塾大)
16齋藤学(横浜FM)
→80分 17登里享平(川崎F)
FW
19大迫勇也(鹿島)
→57分 13水沼宏太(横浜FM)

▼出番なし
1大谷幸輝(浦和)
4薗田淳(川崎F)
12横竹翔(広島)

 ここまで2連勝の韓国、1勝1敗の日本。勝利がほしい日本だったが、その前に立ちはだかったのはアルビレックス新潟所属のJリーガーMFチョ・ヨンチョルと、大分トリニータに加入したMFチェ・ジョンハンだった。

 立ち上がりは日本の出足がよく、1トップの大迫にボールが入るシーンもあったが、うまくキープできず、FW齋藤のドリブル突破も見せ場は作るが最終ラインは抜けず。
 逆に前半10分、韓国中盤からの縦パス1本でチェ・ジョンハンに先制点を決められてしまう。

 さらに昨年秋のAFC U-19選手権準々決勝の日本戦でもゴールし、日本のU-20W杯出場権獲得を阻んだチョ・ヨンチョルが、対面する左SB佐藤をスピードとテクニックで翻弄。日本が中盤でパスミスからボールを失うシーンも増えてくると、28分、そのチョ・ヨンチョルが佐藤を抜いてセンタリング。このボールをFWイ・スンリョル(ソウル)がなんなく決めて、0-2とされてしまう。
 日本は守備では当たり負け、球際では弱さを見せてしまう。攻めてはパスミスが多く、齋藤のドリブル突破も決定機を作るにはいたらない。

 日本は後半開始からMF鈴木に代えてFW白谷を、左SB佐藤に代えて永田を投入し、永田を右へ。すると南アフリカ戦で1ゴール2アシストの活躍を見せたMF河井が、中央から右サイドに開き、チャンスメイク。そして後半7分、FW齋藤のシュートをGKが弾いたこぼれ球からMF河井が2試合連続となるゴールを決めて一矢を報いる。後半12分、故障のFW大迫に代えてMF水沼を投入し、攻撃を活性化させる。
 しかしここでもパスミスが多く中盤でボールを失ってしまう日本。終盤の後半35分には斎藤を登里に、青木を渡部に代えて攻めに出るが、決定機は作れず。逆に終盤に入ってもチョ・ヨンチョルに攻め込まれる展開で、1-2で試合終了。日本のAFC U-19選手権の雪辱はならなかった。なお、大会MVPにはチョ・ヨンチョルが選ばれている。

<写真>先発出場したFW大迫は故障で57分に途中交代。今大会はノーゴールに終わった

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