サンフレッチェ広島のGK佐藤昭大が6日、右ひざ後十字靱帯断裂の大けがを乗り越えてチーム練習に合流した。

　7日付の中国新聞web版によると、佐藤は実戦練習にも入り、大声で守備陣に指示を出すなど元気な姿を見せた。「コミュニケーションもきちんと取れたし、変わった感触はない」と笑顔を見せたという。ペトロヴィッチ監督は「部分的に練習に加わり、徐々にチーム練習が多くなる」と見通しを話した。

　佐藤は広島ユースから入団し5年目。今季は開幕戦の横浜FM戦から負傷した4月18日の新潟戦まで、正GKを務めた。

　リハビリ期間中は筋力トレーニングを積み、体が一回り大きくなったという。「下半身を鍛えた。安定して速い動きもできるようになると思う」と佐藤。早く実戦感覚を戻し、再び正GKの座に返り咲くつもりだ。

(文　近藤安弘)