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[大学MOM28]福岡大DF宮路洋輔主将(4年)_初Vもたらした的確な判断力

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[大学マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.7 全日本大学トーナメント決勝 高知大 1-3 福岡大 長居]

 福岡大のキャプテンを務めるDF宮路洋輔(4年=鵬翔高、アビスパ福岡特別指定選手)は、1年生のときに総理大臣杯の決勝のピッチに立った経験がある。
 だが、3年前は自身でゴールもあげながらも3失点を喫し、目前で初優勝を逃した。それだけに、この決勝にかける意気込みはなみなみならぬものがあっただろう。「正直、1年のときは自分が一生懸命やるだけだった」が、今大会では全体をコントロールする的確な判断力が際立っていた。

 「早い時間帯にリードしたので、後半は高知大が前にくるだろうと思った。だから逆にそれを利用して永井(謙佑)が抜け出せるスペースを作った」と宮路。いくら永井でも、そのスピードを生かすことのできるスペースがなければここまでの活躍はできなかったはず。“永井の大会”といわれ、永井の全試合得点で幕を閉じた総理大臣杯。だが福岡大初優勝は「耐えるべき時間帯を我慢強く耐えた、宮路洋輔を中心としたDFライン」(乾監督)の活躍があったからだということは間違いないだろう。

(取材・文 飯嶋玲子)
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