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[JOMO杯]J-ALLSTARSが4-1快勝でリベンジ、MVPは李正秀

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[8.8 JOMO杯 J-ALLSTARS 4-1 K-ALLSTARS 仁川]

 JリーグとKリーグの選抜チームが激突するJOMO杯2009が8日、韓国・仁川で行われ、J-ALLSTARSは4-1でK-ALLSTARSに快勝した。前半14分、FWマルキーニョス(鹿島)が先制点。後半にもDF李正秀、MF中村憲剛、FWジュニーニョが加点した。4-0としたあとにPKで1点を返されたが、4-1の圧勝。昨年、ホームで1-3で敗れたリベンジを果たした。

 J-ALLSTARSは4-4-2のシステムで、GK楢崎正剛、4バックは右から内田篤人、岩政大樹、李正秀、ジウトン。中盤は明神智和と小笠原満男がダブルボランチを組み、右に中村憲剛、左に遠藤保仁が入ったが、明神以外の3人は流動的に動いた。2トップは昨季のJ得点王であるマルキーニョスと2年前の得点王のジュニーニョが前線でコンビを組んだ。

 立ち上がりは急造チームの影響か、パスがなかなかつながらず、気迫を前面に押し出したK-ALLSTARSに押し込まれる時間が続いた。前半9分にはMFキ・ソンヨンのFKからDFキム・ヒョンイルがヘディングシュート。同12分にもMFチェ・テウクの左クロスをFWイ・ドングッが頭で折り返し、FWデヤンがオーバーヘッドで狙ったが、シュートはわずかにそれた。

 それでもワンチャンスをものにしたJ-ALLSTARSが先制に成功する。前半14分、中村のスルーパスに反応したマルキーニョスが左足でシュート。これがDFの足に当たって、角度が変わり、ゴールマウスに吸い込まれた。

 これでリズムをつかんだか、徐々にボールが回るようになったJ-ALLSTARSはその後もゴール前に迫るが、K-ALLSTARSの守備陣も粘り強く守って追加点を許さず、前半は1-0で折り返した。

 J-ALLSTARSはハーフタイムに内田に代えてDF駒野友一を投入。後半に入っても攻撃の勢いは止まらず、立て続けにチャンスをつくった。

 後半7分、CKを李が頭で折り返し、ジュニーニョがダイビングヘッドで狙うが、惜しくもゴール上へ。同13分にはオーバーラップしたジウトンがマルキーニョスのパスを受け、そのままシュート。これはGKに阻まれた。

 後半14分、遠藤に代わってMF野沢拓也がピッチに入ると、その直後にゴールが生まれる。左CKの流れから野沢がPA外からシュート性のキックを蹴ると、ゴール前の李に渡り、李が冷静に押し込んだ。

 2-0としたJ-ALLSTARSはその後、マルキーニョスをFW大久保嘉人、小笠原をMF阿部勇樹に交代。すると後半27分、セットプレーのチャンスに中村が素早い動き出しを見せると、野沢がピンポイントのFKを送り、中村が3点目。同36分には野沢のシュートをGKが弾いたボールをジュニーニョが押し込み、4-0とリードを広げた。

 K-ALLSTARSは直後の後半37分、チェ・ソングッがPA内でジウトンに倒され、PKを獲得。これをチェ・ソングッが自ら決め、1点を返したが、反撃もここまで。

 J-ALLSTARSが4-1で快勝し、昨年のリベンジ達成。MVPにはJ-ALLSTARSの韓国代表DF李が選ばれた。

(文 西山紘平)

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