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U-17代表、宮吉ハットでビジャレアル5-0粉砕

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 U-17日本代表が出場している第10回ビジャレアル国際ユース(ビジャレアル/スペイン)は11日、大会最終日の順位決定戦を迎えた。
 地元ビジャレアル・ユースとの7位決定戦に臨んだU-17代表は宮吉拓実(京都)のハットトリックなどで5-0と大勝し、7位で大会を締めた。

<出場メンバー>
GK
嘉味田隼(神戸ユース)
DF
夛田凌輔(C大阪U-18)
内田達也(G大阪ユース)
岡本拓也(浦和ユース)
松原健(大分U-18)
MF
鮫島晃太(鹿児島城西高)
→44分 高野光司(東京Vユース)
小島秀仁(前橋育英高)
柴原誠(清水ユース)
高木善朗(東京Vユース)
→58分 幸野志有人(JFAアカデミー福島)
柴崎岳(青森山田高)
→HT 宇佐美貴史(G大阪)
FW
宮吉拓実(京都)
→53分 宮市亮(中京大中京高)

 ここまでチームで唯一得点を挙げていた(大会3得点)宇佐美を先発から外した日本は、両サイドに張った高木、柴原を起点として攻撃を組み立てようとするが、PA内へ侵入するための工夫が見られず。シュートの場面では相手のマークが間に合ってしまい、なかなか良い形でフィニッシュまで持ち込めない。ただ、これまでの相手と違いビジャレアルにも前へ出る勢いが感じられない。一度カウンターを許してヒヤリとする場面もあったが、これはGK嘉味田が上手くコースを消して難を逃れた。

 前半(30分ハーフ)は0-0で終了。折り返しの後半戦、柴崎に代えて宇佐美を中盤に投入した日本は、さっそくその宇佐美が絡んで先制点が生まれる。
 34分、左サイドを突破した高木から中央の宇佐美へ。宇佐美からリターンパスで抜け出した高木が相手GKを引きつけると、逆サイドから詰めていた宮吉に繋ぎ、相手を完全に崩して先制のゴールを奪った。勢いの出た日本は38分には宇佐美のシュートがこぼれたところを宮吉がひろい、角度のないところからDFをかわしシュートを決め、リードを広げる。

 2点を先行され、前に出るしかなくなったビジャレアルイレブンの士気を砕いたのは小島だった。43分、右サイドから小島があげたセンタリングが相手DFの足に当たってコースが変わり、山なりになったボールはGKの手をかすめてゴールイン。ラッキーな形で入った得点だったが、これで相手の出足も鈍くなり、日本が自由にボールを回す場面が続くようになった。45分には松原からのセンタリングを宮吉が決めてハットトリックを達成。最後は53分、宮吉と代わって入った宮市が再び松原からのパスをゴールに結びつけ、トーナメント最後の試合を5-0の大勝で締めくくった。この結果、U-17代表は7位で大会を終えた。

 なお、3得点の宇佐美と宮吉が大会得点王となっている。大会は優勝決定戦でセルティックを破ったリバプールが優勝した。5位決定戦にまわったG大阪ユースは1-2でR・マドリーユースに敗れ6位でフィニッシュ。

 この後、移動。トレーニングをこなした日本は15日からManel Forne Pons ユーストーナメントを戦う。

<写真>ハットトリックを達成した宮吉。写真は2点目のシュートシーン

この試合のNEWS↓
宮吉、柴原、高木、宮市
宇佐美、松原、内田、柴崎
小島、鮫島、夛田、岡本


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