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U-20代表、一時同点弾もバレンシアに敗れる

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スペイン・バレンシア近郊のアルクディアで開催されている第26回アルクディア国際ユースに参加しているU-20日本代表は20日、準決勝のバレンシア(U-20)戦を行った。試合は2-3で日本が敗れた。

 日本のスタメンは以下の通り(左→右)。
▽GK
松本拓也(順天堂大)
▽DF
内田健太(広島)
薗田淳(川崎F)
菅沼駿哉(G大阪)
比嘉祐介(流通経済大)
▽MF
島川俊郎(仙台)
山村和也(流通経済大)
鈴木惇(福岡)
河井陽介(慶應義塾大)
押谷祐樹(FC岐阜)
▽FW
白谷建人(C大阪)

 日本は前半立ち上がりから、相手の正確なプレーに各々のプレーが遅れる。たまぎわのコンタクト、相手の落ち着いたキープに手を焼く時間が続く。
 そして16分。相手右サイドの11番に崩され、持ち込まれてからのセンタリングが内田の足に当たってコースが変わる。ボールは松本の右手に当たってゴールへ入ってしまい、0-1。ゴール自体は不運ではあったが守備陣を崩されてからの失点となった。

 1点のビハインドを追った日本は25分、鈴木から中央へ。白谷がキープして縦へのスルーパスが通り、押谷がシュートを放つ。しかしこれは相手GK正面。徐々に攻める形はできつつあるが、この場面以外はなかなかパスが繋がらない。
 それでも29分、中央から山村のスルーパスを押谷がシュートまで持って行ったが、これは枠に行かず。前半は0-1で終えた。

 後半スタートから怪我の押谷を當間建文に代え、當間をDFラインに入れ、内田のポジションをひとつあげた。球際のプレーがはっきりした日本は後半7分、ようやく同点に追いつく。中央付近のリスタートを菅沼から右の島川へ。島川のアーリークロスが相手GK前の内田に渡り、内田がこれを落ち着いて押し込んで同点とする。

 その後は前半には見られなかったパスのつなぎが増えていく。しかし後半21分、鈴木に代えて安田を投入したあたりから、いいリズムが途切れてしまう。そして23分。島川が自陣中央でボールを取られ、中央を9番にドリブル突破されてそのまま失点。1-2。27分には相手FWと入れ違った薗田がはねたボールが手に当たり、PK。これを決められて1-3とされてしまう。
 2点差を追う形となった日本は後半31分、内田のバックパスから比嘉が持ち込み、相手DFにひっかかってPKを獲得。これを白谷がきっちり決めて2-3と1点差。

 しかしその後はバレンシアがたくみな時間の使い方を見せ、プレーが荒れた状態で試合終了。日本は2-3で敗退した。

西村昭宏監督「4-2-3-1を崩さずにチームを機能させて来た。FW指宿洋史が抜けるのは予定通りで仕方がない。それよりも一つ一つのプレーで相手の方が正確で粘りがあった」

内田「(前半はDF、後半は攻撃的MFだったが?)後半は河井、鈴木と自由に入れかわって前に行けた。左にまわってから得点シーンも躊躇なく前に出られて、島川のボールにコンタクトできた。左利きだし、前に行くプレーは好きで楽しかった」

<写真>内田のゴールシーン。しかし一歩及ばず敗戦

Photo:内田、河井、押谷、白谷

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