beacon

鹿島、堅守が崩壊。“最近5試合で10失点”・・・

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.19 J1第26節 横浜FM2-1鹿島 日産ス]

 鹿島アントラーズは鉄壁の守備が崩れ、痛い敗戦。この日、暫定2位に浮上した清水とは勝ち点差が4に縮まった。20日には勝ち点43の3位・広島が柏戦を控えており、広島勝利ならさらに混戦となる。再試合となった前節12日の川崎F戦の分だけ試合数が少ないとはいえ、再戦は1-3の後半29分からのスタートだけに勝ち点3を取ることは困難。3連覇に向け試練を迎えた。

 早い時間の失点でチームがばたついた。前半10分、横浜FMに左サイドを崩されると、最後は中央でDF伊野波雅彦がFW坂田大輔に振り切られて先制点を許した。2分後にMF小笠原満男のゴールで同点としたが、前半15分、渡邉千真に勝ち越しゴールを許してしまった。

 鹿島は今季、ダントツのリーグ最少失点を誇っているが、リーグ戦後半に入り、やや陰りが見えてきている。8月29日の大宮戦では今季最多の3失点。9月12日の川崎F戦を含めると、8月19日の神戸戦から5試合連続の計10失点・・・。スポーツニッポンweb版によると、DF岩政大樹は「悔しいと言うか、情けない」と下を向いたという。

 DF伊野波は「失点する前の段階でファウルでも止めないと。そこが緩くて、するするといかれてしまう」と原因を分析。オリヴェイラ監督は「悲観する内容ではない。落ち着いて決めるべきところで決めることができれば、変わると思う」と気持ちを切り替えていた。

(文 近藤安弘)

TOP