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川崎F、“PKキッカー問題”解決へ

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 今季初のリーグ首位に立った川崎フロンターレが“PKキッカー問題”の解決に取り組んだ。

 3-2で勝った大宮戦(17日)でのPKキッカーの座を巡り、FWジュニーニョとFW鄭大世の2人が同時に主張したことが事の発端。前半15分に鄭が獲得したPKをそれまでのキッカーだったジュニーニョが失敗し、同37分に鄭が再び獲得したPKは鄭がジュニーニョに譲らず自ら蹴ったが、外したことで険悪なムードが流れていた。

 21日のスポーツ各紙の報道によると、20日に関塚隆監督が2選手と個別会談を行い、キッカーをジュニーニョに決定した模様。スポーツ報知によると、「ブラジル人にとって、PKキッカーは重いもの。テセ(鄭)の気持ちも理解できる。この間は見苦しかったし、オレがちゃんとすべきだと思った。原則的な話をした」と指揮官は説明した。

 今後も話し合いは続けられる模様。今季29試合目にしてようやく首位に立った川崎Fは、内部からつきかけた火種を素早く消して、チーム一丸で首位を守る。

(文 吉田太郎)

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