鹿島アントラーズはMF小笠原満男、MF本山雅志、MF中田浩二の同期トリオが24日の鹿島戦でそろって先発する可能性が出てきた。22日付のスポーツニッポンによると、98年入団の黄金世代3人が21日の紅白戦で主力組の中盤に入ってプレー。中盤でそろってプレーするのは04年12月12日の天皇杯・川崎F戦以来、実に5年ぶりだという。

　小笠原とダブルボランチを組んだ中田は「違和感はないし、特徴も分かっている。(小笠原)満男を自由に動かせればいいと思うし、前に絡んでいかないとチャンスもできない」と手応えを感じた様子で、本山も「(中田)浩二もさばけるし、起点がたくさんできるのでやりやすい」と歓迎した。

　00年の3冠達成など鹿島の黄金時代を築き、99年の世界ユース選手権(現U-20W杯)で準優勝に輝いた黄金世代トリオが、6試合白星なし(1分5敗)の王者を苦境から救えるか。

(文　西山紘平)