J2降格が決まった大分トリニータのMF金崎夢生が今オフ、名古屋グランパスに完全移籍することが濃厚になった、と30日付のスポーツ報知が伝えている。

　同紙によると、大分のクラブ幹部は「正式なオファーはまだ届いていませんが、名古屋と浦和から金崎を獲得に来るという話は聞いています」と話し、名古屋と浦和レッズが金崎の獲得に乗り出していることを明らかにした。

　今季限りで契約が満了する金崎は、新たに導入された移籍ルールにより、11月から他クラブとの交渉が可能となる。移籍先が大分に支払うトレーニング補償金は、わずか2400万円で、年俸を含めても決して高額な資金は必要でない。

　「移籍先は名古屋が本命」と話す関係者もいるようで、金崎も名古屋のストイコビッチ監督を敬愛するなど相思相愛の関係だという。近日中にも正式オファーが届く見込みで、移籍決定は秒読み段階と同紙は報じている。

(文　西山紘平)