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「天皇杯]明治大がJ1山形破る大金星!

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[10.31 第89回天皇杯3回戦 山形0-3明治大 NDスタ]

 第89回天皇杯全日本サッカー選手権は31日、各地で3回戦が行われ、NDソフトスタジアム山形ではJ1モンテディオ山形対明治大学の一戦が行われ、明治大が3-0でジャイアントキリング(GIANT KILLING=大物食い)を成し遂げた。明治大は2回戦ではJ2湘南ベルマーレを破っていたが、大学勢がJ1のクラブを破るのは史上初の大金星。明治大は4回戦でアルビレックス新潟と対戦する。

 試合は前半27分に左CKのこぼれ球から、明大の1年生MF三田啓貴(1年=F東京U-18)が左足で決めて先制。その後なかなかスコアは動かなかったが60分にFW山本紘之(3年=柏U-18)、85分にはFW阪野豊史(1年=浦和ユース)が加点し、明治大が3-0と快勝した。

 J1山形はFW古橋達弥、長谷川悠らを起用し、GKをレギュラーの清水健太から植草裕樹に代えたぐらいのほぼベスト布陣で臨んだがミスから集中力を欠き、後半には立て続けに失点した。シュート数も明大の10本に対し5本と、攻守ともにJ1の意地を見せることはできなかった。

 山形によると小林伸二監督は試合後、「リーグ戦が良くなってきて、この勢いで天皇杯もベスト8まで目指そうということで話をしてましたけど、今週1週間っていうのは少し、無理があったのかなと4戦のうち目いっぱいやっているところがあった中でフルのメンバーを使っているので、外さずに新しい選手でということは考えられなかったのでそれでやりましたけど、選手にとってはちょっと、ひょっとしたら不安定だったかもしれない。明治大学は結構やるというのはわかってましたが、ジャンプできるなというように思ってたところで、少し残念です」と話した。

 Jクラブ勢を連続撃破した明大の神川明彦監督は、スポーツニッポンWEB版によると「ひょっとすると、出場選手の全員がプロに行ける可能性があるのではと思った」と手応えを語るほどだったという。


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