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韓国代表が浦和下部組織のコーチを引き抜きへ

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 日本のライバル韓国代表が、浦和レッズのユースとジュニアユースでフィジカルコーチを務める池田誠剛氏(48)にコーチ就任を要請していると、15日付の日刊スポーツが報じた。
 契約期間は来年1月から、南アフリカW杯終了までのようだが、過去、日本人指導者がW杯で海外チームのコーチを務めた例はなく、異例のオファーといえる。
 浦和にはすでに韓国サッカー協会(KFA)から文書での正式オファーが届いているそうで、月内にも同協会の幹部が来日して直接交渉する可能性があるという。
 池田氏は浦和のほか、市原(現千葉)や横浜FMでめフィジカルコーチを務めた。横浜FMでは現日本代表の岡田武史監督のもと、DF中澤佑二ら日本人選手のほか、FW安貞桓やDF柳想鉄ら韓国人選手のトレーニングも携わっている。
 07年11月から08年3月まではKリーグの釜山に所属。今年9月にはU-20W杯に出場した韓国代表のフィジカルコーチを務めている。
 浦和側は池田氏の仕事ぶりを評価しており、簡単に容認するつもりはない。だがKFA側も熱心で、関係者は「W杯で結果を残すために、池田氏は絶対に必要な人材。契約期間など条件面の見直しも含めて、浦和側と粘り強く交渉したい」という。
(文 近藤安弘)

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