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優勝決定は最終節に:関東大学1部

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 第83回関東大学サッカーリーグ1部は14日と15日、第21節を行った。
 首位流通経済大を勝ち点2差で追う2位・中央大は11位の専修大と対戦。2-2で引き分けた。試合開始直後の1分に専大FW神村奨(3年=三菱養和SCユース)に先制ゴールを決められると、後半9分にも神村にゴールを許し0-2。この後FW林容平(2年=補・浦和ユース)とDF田中健作(4年=高知高)のゴールで同点に追いついたものの、勝ち越すことはできず痛い引き分けに終わった。
 
 中大の結果を見て試合に臨んだ流通経済大は法政大戦に勝てば優勝が決まる展開だったが、前半9分に法大MF深山翔平(2年=大津高)に先制ゴールを許すと19分にも失点。それでも流経大は前半終了間際にFW船山貴之主将(4年=柏U-18)のゴールにより1点差とし、後半12分にはFW征矢智和(2年=東京Vユース)が同点弾を決める。だが、終盤はシュートに持ち込むことができず2-2で引き分け。優勝決定は最終節へ持越しとなった。

 流経大と中大が全国大会出場を決め、残り2枠となった全日本大学選手権出場(インカレ)圏内の4位・駒澤大は東海大と対戦。前半2分に東海大FW井上和馬(2年=逗葉高)に先制ゴールを決められたが、後半8分に途中出場のMF笠井雄太(3年=駒澤大学高)が同点ゴールを決めると、同12分には同じく途中出場のMF山中淳樹(4年=総和高)が勝ち越し弾を放ち、2-1で逆転勝ちした。

 インカレ出場のためには負けられない5位・慶應義塾大と7位・早稲田大との「早慶戦」は慶大が1-0で勝ち、全国大会出場への望みをつないだ。慶大は両チーム無得点の後半23分、U-20日本代表MF河井陽介(2年=藤枝東高)のFKからMF中町公祐(4年=高崎高、前湘南ベルマーレ)が決勝ゴール。4位・駒大を勝ち点1差で追っている。

 神奈川大と筑波大との一戦は神大がMF鈴木淳(4年=城山高)のゴールで先制。だが筑波大はDF原田圭輔(3年=藤枝東高)のゴールで同点とするとMF小澤司(3年=桐蔭学園高)が2ゴールを決めて3-1で逆転勝ちをしている。
 
 3位・明治大対6位・国士舘大戦は18日に行われる。

【関東1部】
[第21節]
中央大 2-2 専修大
[中]林容平(69分=補・村田翔)、田中健作(80分=補・林容平)
[専]神村奨(1分=補・藤本修司、54分)

流通経済大 2-2 法政大
[流]船山貴之(44分=補・征矢智和)、 征矢智和(57分=補・船山貴之)
[法]深山翔平(9分)、清水康一朗(19分=補・永露大輔)

慶應義塾大 1-0 早稲田大
[慶]中町公祐(68分=補・河井陽介)

神奈川大 1-3 筑波大
[神]鈴木淳(2分=補・藤川祐司)
[筑]原田圭輔(30分)、小澤司2(65分=補・須藤壮史、82分=補・田中雅士)

駒澤大 2-1 東海大
[駒]笠井雄太(53分)、山中淳樹(57分=補・山崎健太)
[東]井上和馬(2分)

【関東2部】
[第21節]
東京農業大 0-3 尚美学園大
東京学芸大 1-0 日本体育大
東洋大 0-1 成蹊大
青山学院大 4-0 朝鮮大
桐蔭横浜大 0-1 上武大
順天堂大 2-0 拓殖大

(文 吉田太郎)

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