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清水は4連敗で、逆転VもACLも消滅

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[11.21 J1第32節 清水0-2G大阪 アウスタ]

 清水エスパルスはG大阪に0-2で敗れて4連敗。逆転優勝はもちろん、ACL出場権獲得もどちらとも消滅してしまった。

 堅守が持ち味のチームだったが、連敗中は2、2、5と複数失点が続いていた。そしてこの日も2失点。それも、かつての仲間にやられた。

 前半14分に昨年までチームメート仲間だったDF高木和道からのクロスで、ルーカスに裏をとられて失点すると、後半25分には、こちらも元チームメートのFWチョ・ジェジンに決められた。GKに天皇杯で結果を出した西部洋平が入り、DF岩下敬輔も復活したが、立て直すことはできなかった。

 清水の公式HPによると、岩下は「失点シーンはもったいないミスだった。ガンバはどこからでもボールが出てきて、隙を突かれてしまった。前半にチャンスはあったが、90分を通して自分たちに流れがある中でゴールが奪えないといけないし、相手に流れがある時に僕らディフェンス陣が止めないと、こういうゲームになってしまう」と反省し、西部も「2失点目が悔やまれる。先制は許したが、徐々にボールの取り方もよくなってきて、パスも回り始めた中で、ゴールまでもう少しというところで失点してしまった。非常に悔しい。ACLに関しては天皇杯でなんとか出場権を獲得できるように、これから気持ちを切り替えて戦っていきたい」と話した。

 たしかに、西部が言うとおり、天皇杯に勝てばACLのチャンスは得られる。日本代表FW岡崎慎司は「集中力も切れていない。一度は首位に立ったプライドをかけて、実力を見せないとサポーターは納得がいかないと思う。気持ちを切り替えて、強いエスパルスを目指したい」と気持ちを切り替えていた。

(文 近藤安弘)

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