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J1最少失点を支えた岩政、「個人的に一番うれしい記録」

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[12.5 J1第34節 浦和0-1鹿島 埼玉]

 34試合で30失点。鹿島アントラーズの今季J1最少失点を支えたDF岩政大樹は素直に“タイトル”を喜んだ。「3連覇の中で最少失点は初めてだと思う。最少失点にこだわってきたし、結果的に一番少なく終わったのは個人的には一番うれしい記録」。昨季も今年と同じ30失点だったが、大分が24失点だったためリーグ2位。2年前は36失点で、浦和、横浜FMに次ぐ3位タイの数字だった。

 8月から10月にかけて5連敗した間は計13失点。堅守が崩壊したかに思われたが、最後はきっちり立て直し、その後のラスト6試合はわずか1失点。この日も完封勝利で優勝をもぎ取った。

 前人未到の3連覇。「すごいと思う。実感はないけど、客観的に見ると、すごいことをやったなと」。リーグ3連覇はシーズン当初から譲れない目標だった。「3連覇は個人的には最初で最後のチャンスだとずっと思っていた。それをつかめるかどうか。プレッシャーだった。(3連覇は)この1試合で決まるわけじゃないし、この1年間、この3年間、もっと言えばプロに入ってからの6年間で決まったものだと思う」と感慨深げだった。

<写真>鹿島DF岩政
(取材・文 西山紘平)

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