大分トリニータのDF森重真人が、FC東京に完全移籍することが決定的になったと、9日付のスポーツニッポンが報じた。

　浦和、川崎Fを加えた3チームの争奪戦に発展していたが、8日までに浦和、川崎Fに断りをいれたという。森重は、DF長友佑都やMF米本拓司ら若手選手が活躍しているチーム環境、また城福監督の指導にも興味を持ち、移籍を決断した。

　森重と大分とは契約が残っており、今後はクラブ間同士で話し合い、移籍金で折り合えば、正式決定する見通しだという。FC東京は今季、2度目のナビスコ杯を制覇。来季は悲願のリーグ優勝を目標とするだけに、伸び盛りで将来は日本代表定着が期待されるDFの加入は、大きな補強となる。

　またFC東京は大分MF金崎夢生の獲得に乗り出しており、スポーツニッポンによると、8日には大阪市内で初交渉を行ったという。金崎には名古屋、浦和、鹿島など複数クラブとの争奪戦に発展している。

(文　近藤安弘)

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