大分トリニータのMF金崎夢生が名古屋グランパス入りを決断したと、12日付のスポーツ報知が伝えている。

　大分がJ2に降格し、借金問題でしばらくJ1に昇格できないなどの問題もあり、移籍先を模索。鹿島、浦和、広島、F東京から正式オファーを受けたが、金崎が名古屋に電話して入団の意志を伝えたという。

　金崎は今季限りで大分との契約が切れるため、以前のような高額な移籍金は不要。今年から導入されたトレーニングフィー2400万円+年俸で獲得できるため、争奪戦が繰り広げられた。

　1月に日本代表にも選出された期待の星に、複数クラブがオファーを出したが、最終的には、実家の三重に近く、昨年も獲得に興味を示してくれた名古屋を選んだ。もちろん、ストイコビッチ監督の存在も大きい。名古屋は闘莉王の加入の可能性が高まっており、悲願のリーグ制覇に向け、まずは一つ、重要なピースがそろった。

(文　近藤安弘)

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