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U-20代表、山田の2ゴールで韓国に逆転勝利

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Text alert@韓国・昌原

 U-20韓国代表対U-20日本代表との国際親善試合“ハナ銀行招待 五輪代表チーム親善試合 韓国-日本戦”は19日、韓国・昌原サッカーセンターで行われ、途中出場の山田直輝(浦和)が2得点を挙げるあっぱれの大活躍を見せ、日本が2-1で逆転勝ちした。
両チームスタメン

 公式発表気温マイナス5度という、底冷えの激しいスタジアム。立ち上がりからすぐにペースをつかんだのは、今秋のU-20W杯でベスト8へ進出したメンバーを中心とする韓国だった。
 A代表で不動のレギュラーとなっているMFキ・ソンヨン(FCソウル、10年よりセルティック加入)をベンチに温存しながらも、個々の力で日本を圧倒。サイドを有効に使った分厚い攻めで日本の守備陣を脅かし、36分には10番でA代表候補にも名を連ねているク・ジャチョル(済州)のロングパスに反応したチョ・ヨンチョル(新潟)がDFラインの裏を抜け出してGKと1対1になり、左足で冷静にシュートを決めた。

 前半はシュート1本に終わっていた日本がリズムをつかみ始めたのは後半。金崎夢生(大分)をはじめとする中盤がボールを支配し始め、相手の運動量が落ちたこともあり、徐々にペースをつかんでいく。

 試合が動いたのは77分。57分に金崎と交代してピッチに立った山田が、浦和のチームメート高橋峻希の右クロスに合わせてゴール前へ走りこみ、韓国DF2人の間を割ってヘディングで決め、1-1の同点とした。

 その後も権田修一(FC東京)のファインセーブなどでさらに勢いをつけた日本は、88分にゴール前の密集を抜け出した山田が勝ち越しゴールを決め、2-1と逆転に成功した。
「内容は良くなかったが、前半を1失点に抑えたことが勝ちにつながった。逆転勝ちしたことは自信になる」と西村昭宏監督。
 岡田武史日本代表監督の熱視線を浴びながらプレーしたヤングブルーズが、価値のある勝利を飾った。

<写真>同点弾を決めて歓喜する山田(左)と大迫

▼この試合のNEWS
権田&米本
山田&金崎
大迫、大塚、河野、山村

(取材・文・矢内由美子)

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