[12.23 全日本大学選手権準々決勝 流通経済大1-1(PK3-5)関西大 平塚]

　1月6日のアジア杯予選・イエメン戦で日本代表に初選出された流通経済大のDF山村和也(2年)は試合後、目を真っ赤に腫らしていた。「最後の大会で4年生を優勝させかった」。昨年に続く2年連続のPK戦による敗退にうなだれた。

　12月2～12日に香港で開催された東アジア競技会にU-20日本代表として参加し、同19日には韓国でU-20韓国代表と親善試合も戦った。本人は「疲れはそんなにない」と言ったが、移動も含めた過密日程の影響はあった。関西大の2トップに後手を踏む場面もあり、ビルドアップでミスもあった。

　「決定的な場面がつくれなかったわけじゃない。そこを決めていれば勝てたけど、決められないから負けた。来年はそういうところをしっかり決められるようにしてインカレに臨みたい」と唇をかんだ。

　チームはひとまずオフに入るが、山村は1月1日の代表集合に備え、自主トレで調整していく。「切り替えていくしかないので、しっかりコンディションを合わせて頑張りたい」と話していた。

<写真>流通経済大のDF山村和也(左)が打点の高いヘディングを見せる

(取材・文　西山紘平)

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特設:大学選手権09