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名古屋・闘莉王&金崎“お披露目”に2000人が集結

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今季から名古屋グランパスでプレーする日本代表DF田中マルクス闘莉王とMF金崎夢生が、24日、豊田スタジアムで記者会見した。

帰郷していたブラジルから23日に戻ってきたばかりの闘莉王は、新天地への期待からか移動の疲れも見せず、終始笑顔。「ストイコビッチ監督を男にするために名古屋に来た。期待が大きいので責任も感じるが、優勝するためには全員がそれを信じて突き進まなければならない。怪我を恐れない全力プレーが僕の持ち味なので、変えずにやっていく」と、力強く話した。

一方、闘莉王より8歳若い20歳の金崎は、愛知の隣県である三重県出身。「高校のときから三重を離れたので、こちらに戻ってきたのは6年ぶり。大分のときより、地元の友人らが大勢きてくれるのではないかと思う」と、緊張の面持ちながら時折リラックス感も漂わせた。

闘莉王、金崎とも、移籍の“決め手”としてストイコビッチ監督の存在を挙げる。「(01年の広島時代に)対戦したとき、一流であると感じた」(闘莉王)「子供のころ、雨の中でのリフティングを真似たりした」(金崎)。

6年連続Jリーグベストイレブンの実力者と、08年ヤマザキナビスコ杯ニューヒーロー賞の若きタレントの力が、ストイコビッチ監督の攻撃スタイルとマッチし、日本代表FW玉田圭司やオーストラリア代表FWケネディ、08年Jリーグ新人王の小川佳純らとかみ合えば、大幅な戦力アップになることは間違いない。

背番号は闘莉王が4、金崎が25。会見後はスタジアムのピッチに出て、2000人のサポーターの前で挨拶をし、盛大な拍手を浴びた。二人は25日から鹿児島県で行われる日本代表合宿に参加するため、チームへの合流は2月中旬になる見込みだ。
(取材・文・矢内 由美子)

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