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鹿島新体制会見での選手コメント

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 鹿島アントラーズは28日、鹿嶋市のクラブハウスで新体制発表会見を行った。昨季新潟でプレーしていたDFジウトン、ポルトゲーザ(ブラジル)から加入したMFフェリペ・ガブリエルはビザの関係で会見を欠席したが、DFイ・ジョンス(前京都)、GK佐藤昭大(前広島)、GK八木直生(前鹿島ユース)が出席した。
以下、選手コメント

●GK八木直生
「幼いころからプロにあこがれていたので、今この場にいられてうれしい。個人的にはケガからのスタートなので、ケガを1日でも早く治してサッカーをやっていきたい」
―プロになった心境は?
「高校2年からプロの練習に参加していたので、特別な実感はなかったけど、こういう場に立ってうれしい気持ちが増えている。フィジカルのレベルをアップさせて、試合に出られる体力をつくりたい」
―オリヴェイラ監督の印象は?どうやってアピールする?
「第一印象は熱い人。選手からの信頼も厚い。自分も熱いところをアピールしたい」
―ユースでの3年間で伸びた部分は?
「全体的に成長できたと思うけど、特にゴール前での判断やシュートストップはレベルアップしたと思う」
―目標の選手は?
「鹿島の曽ヶ端選手。一緒に練習をやって、すごいところも分かったし、無駄のない動きを見習いたい」
―海外では?
「ファンデルサール。身長も一緒ぐらいで、あの身長であれだけ動けるのはすごい。参考にしていきたい」
―197cmはJリーグ史上最長身ということで注目されると思うが?
「小さいときからデカかったので、変な意味ではなくて、常に注目されてきたので大丈夫だと思う」
―中学卒業時に群馬から鹿島ユースに入ったのは?
「中学3年の夏に誘われて、クラブハウスを見に来たときに環境がすごくて、ここでサッカーができたら素晴らしいなと思った。迷いはなかった」
―そのときの身長は?
「中学3年で196cm。一番伸びたのは中学1年から中学2年にかけてで、181cmから191cmに1年間で10cm伸びた。母親も背が高くて175cmあるので、母親に似たのかもしれない」
―アピールポイントは?
「身長を生かして、ハイボールや空中戦には負けないと思うので、自信を持ってやりたい」
―ニックネームは?
「コーチには『ピサの斜塔』と言われました。練習で疲れていたときに体が傾いていたので(苦笑)。あとは細長いので『ネギ』とか(笑)」

●GK佐藤昭大
「チャンピオンの鹿島に来られて幸せです。自分にできることを全力でやって、鹿島の勝利のために全力でプレーしたい」
―移籍はいつ、なぜ決めたか?
「1月7日にオファーをもらって、広島の始動が11日だったので、早く決断しないといけないと思っていた。鹿島のオファーは自分にとってポジティブなものだったので、すぐに決断した」
―オリヴェイラ監督の印象は?どうやってアピールする?
「まだ会っていないので分からない。特に何かをアピールしようと考えてもいいことはないと思うので、普段通り自然体で今までやってきたことをやりたい」
―鹿島の印象は?
「すごいフレンドリーで、チームに溶け込みやすくて助かっています」
―広島時代に対戦していたときのイメージは?
「強いという印象。内容が良くない試合でも僅差で勝ったりできるチームで、勝負所や勝ち方を知っているチームというイメージを持っていた。攻撃に出てきたときの迫力にはすごいものがあった。Jリーグでトップクラスだと思う」
―GK陣は5人になったが?
「レギュラー争いは初めてではないし、今年プロ6年目だけど、5年間ずっとやってきた。大切なのは他人を意識することではなく、自分が積み上げてきたものをやることだと思っている」
―鹿島からのオファーがポジティブだったというのは?
「チャンピオンチームからオファーをもらうなんてことはなかなかないと思うし、そこで自分の力を試してみたいと思った。広島にいても、鹿島に来ても、やるべきことは変わらない。毎日、自分のことに集中することが大切」
―昨季を振り返ると?
「悔しいシーズンだった。開幕からずっと試合に出ていたけど、6試合目ぐらいで後十字靭帯を断裂して。ケガしなかったらそのまま出続けられたのかなとか考えたこともあったけど、ケガがあって精神的にも強くなった。ケガがなかったらこうして鹿島にも来てなかったと思うし、すべてポジティブに考えるようにしている」
―新井場に似ていると言われない?
「よく言われてます。新井場選手には“弟だな”って言われました」

●DFイ・ジョンス
「初めまして、イ・ジョンスです(日本語で)。鹿島に来て1年目だけど、鹿島にずっといた選手のように活躍してサポーターと一緒に喜びたい」
―目標は?
「個人的な目標は鹿島で常に試合に出る選手になること。そしてACLで良い結果を残せるように頑張りたい」
―オリヴェイラ監督の印象は?どうやってアピールする?
「JOMO杯で一緒に仕事をやらせてもらったが、なぜ、この試合に勝たなければいけないのか、それを明確に話してもらい、モチベーションも高まった。指示通りにやれば必ず勝てるという確信を持って試合に臨むことのできる監督だと思う。いい準備をして、今までやってきたことを出せば、必ず試合に出られると思っている」
―今年はW杯もあるが?
「W杯、Jリーグと過密日程になるので、体の管理、コンディション調整を怠らずにやっていきたい」
―14番を希望したということだが?
「プロに入って14番を付けてから、大きなケガもなく、優勝に絡めるようになったので、個人的に気に入っている番号」
―鹿島のイメージは?
「簡単に勝てないチームだと思っていた。組織が洗練されていて、組織的なチームだなと」
―京都ではサイドバックでもプレーしていたが?
「4バックならどこでもプレーできる。チームに貢献できる働きをしたい」
―昔はFWだったということだが、なぜDFに?
「攻撃が良ければずっとFWだったと思うし、物足りないからDFになったんだと思う(笑)」
―アピールポイントは?
「パス回しでは常にスムーズに展開できるようにパスにこだわっている。あとは1対1やヘディングには自信がある」
―KリーグとJリーグの違いは?
「その質問はすごい受けていて、できる限り避けたいと思っている(苦笑)。その質問は、父が好きか、母が好きかという質問と同じだと思う」
―ACLでは韓国のチームとも対戦するが?
「全北現代には韓国代表で一緒のイ・ドングッもいる。代表でも2人で話していたけど、全北もいいチームで、優勝を狙っている。簡単には勝たせてくれないチーム」
―鹿島はACL制覇が悲願だが?
「自分は初めての出場になるけど、鹿島の強さをアジアに見せつけたい」
―鹿島から磐田に移籍したパク・チュホから何かアドバイスは聞いた?
「今回の代表合宿でいろいろ聞いた。鹿島の環境やスタジアムの雰囲気、選手の性格など。話し出したら切りがないと思う」

<写真>鹿島に加入した左から八木直生、イ・ジョンス、佐藤昭大

(取材・文 西山紘平)

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