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【連載】南アフリカへのサバイバル(5)FW平山相太(F東京)

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[2.2 キリンチャレンジ杯 日本0-0ベネズエラ 九石ド]

 190cmの大型FWがタッチラインに立つと、九石ドームは大きな歓声に包まれた。後半14分、FW平山相太(F東京)が国内初のA代表のピッチを踏んだ。

 「歓声は分かった? はい。そういうのに結果で応えたい気持ちはある。監督には“自分の持ち味を出してこい”と指示された」

 出場直後の後半19分にはFW大久保嘉人の低いクロスに頭から飛び込み、ヘディングシュート。枠を捉え切れなかったが、平山を狙った、あるいは平山をおとりに使ったクロスが目に見えて増えるなどサイド攻撃を活性化させた。

 「クロスが一番チャンスになるパターンが多いし、タイミングよく飛び込めれば、もっとビッグチャンスになった。クロスが多いので、そこは追求していきたい。クラブでもずっと課題だったので、動き出しのところは続けていきたい。手応え? クロスに対していつもよりか、ほとんどのボールに動き出せていた」

 岡田武史監督も「途中出場でどう流れを変えるのかなと思っていたが、期待以上のプレーだった。選手同士でロングボールとつなぐところを区別していたし、最後のゴール前で迫力があるなと」と絶賛。今までのチームになかった「高さ」というオプションに手応えを感じたようだった。

 「代表として、どんな試合でも責任があるということを実感できた。最後の方で倒されてハンドを取られた場面とかも、足をかけられても倒れないでゴールに向かいたい」。あらためてA代表、W杯への思いを強めた怪物FW。ハットトリックを達成した1月6日のイエメン戦ほどのインパクトは残せなかったかもしれないが、国内組主力で臨んだ試合で、十分に岡田ジャパンの新たな武器になり得る可能性を証明してみせた。

<写真>日本代表FW平山(20番)
(取材・文 西山紘平)

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