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吐き気予防の秘策? 内田「見た目が…」

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 指宿合宿中の練習試合で嘔吐感を訴えるなど体調に不安を残していたDF内田篤人(鹿島)は東アジア選手権に臨む日本代表メンバー23人にそのまま選ばれた。

 本人は6日の中国戦(味スタ)に向け「大丈夫ですよ」と前向きで、東アジア選手権についても「スタメンで出始めたのもこの大会。中国、韓国とはACLでも対戦するし、ここで勝っていけるようにならないと。結果をしっかり出したい」と意気込んでいた。

 吐き気予防の対策も始めている。練習中からガムを噛むようになったのもそのひとつで、「のどが乾かないようにね。唾液が予防にいい? たぶんね」と語った。「本当はあんまり噛みたくない。見た目が良くないでしょ?」。周囲の反応が気になるようだったが、「ガムのメーカーさんが契約してくれないかな」と冗談交じりに話し、努めて明るく振る舞っていた。

 「本来思っているより前に疲れて、すっきりしない疲労感があった。気持ちが折れちゃう部分もあったから。走れるんだけどなって」。症状が出たときの苦悩も明かしたが、「無駄に過ごしてきたわけじゃないし。楽しめなかった分、サッカーを楽しみたいね」と、東アジア選手権での完全復活を誓っていた。

<写真>練習では元気な姿を見せているDF内田篤人

(取材・文 西山紘平)

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