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鹿島イ、大分キムらJ戦士が活躍。5発快勝をお膳立て!

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[2.7 東アジア選手権 韓国5-0香港 国立]

 韓国代表の5-0快勝を支えたのはJリーガーたちだった。

 イ・ジョンス(鹿島)、パク・チュホ(磐田)、キム・ボギョンの3人が先発し、攻守でキーマンとなった。

 イ・ジョンスは高さを武器に1アシストを記録。前半10分のCKでは、丁寧に頭で折り返し、キム・ジョンウの先制弾をアシストした。後半途中からはCBから右SBに回ってプレー。改めて能力の高さを見せた。

 U-20代表でもあったキム・ボギョンは1アシスト1起点。前半24分にFKでチームの2点目をアシストすると、同32分にはFKキッカーとして、3-0と突き放すイ・ドングッのゴールの起点となった。

 イの高さとキムのキックはまさに“ホットライン”で、流れの中からの得点に手こずっていた韓国にあって、大きな武器になっていた。

 パク・チュホは再三、左サイドを攻撃参加し、ゲームにアクセントをつけた。途中出場のDFカク・テヒ(京都)はCBに入り、完封勝利に貢献した。

 パク・チュホは「自分の持ち味は出せたと思う。次もしっかりアピールしたい」と慣れた日本の地で代表生き残りアピールを誓った。

 この日は出番がなかったが、イ・グノ(磐田)を含めてJリーガー勢の能力の高さが証明された。それぞれのクラブのサポーターにとっては、うれしいところだが、日本代表と対戦する時には・・・。複雑な心境になる人もいるだろう。

 この日の得点は大半がセットプレーがらみ。日本はJでも経験しているだろうが、彼らのセットプレーでの高さ、キックのうまさは警戒しないといけない。W杯4強を目指すなら、この大会の優勝は最低限のノルマで、しっかりと叩いておきたいところだ。

 ただ、韓国Jリーガーたちには、あえてこの調子を維持してもらいたい気持ちも、ある。14日に直接対決が控えるが、韓国の強さを見せつけてもらい、少し元気のない日本に“カツ”を入れてもらうのも、いいかも!?

<写真>韓国代表DFイ・ジョンス
(取材・文 近藤安弘)

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