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金崎が猛アピール。岡田イズムを実践

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[2.9 練習試合 日本代表10-0中央大]

 若きテクニシャンも生き残りへアピールした。MF金崎夢生(名古屋)だ。3本目は右MF、4本目は左MFでフル出場。3本目の26分、4本目の11分には、それぞれ右サイド、左サイドを崩してFW平山のゴールをアシストするなど奮闘した。

 「(長い時間の)試合からちょっと離れていたので、今日できてよかった。試合感覚が取り戻せました」

 2日のベネズエラ戦は15分間、6日の中国戦は5分間と、ともに短い時間の出場で思うようなアピールはできなかったが、この日の試合では指揮官も求める縦への意識と、クロスで存在感を発揮した。決してこねすぎず、シンプルなプレーを多用し攻撃を司った。

 金崎には、同世代の香川とともに、短い時間で試合の流れを変えることが求められている。ひとまず、海外組を除いて考えると代表生き残りは、その香川との争いになりそうだが、この日の試合では、負傷上がりでまだトップフォームではない香川が大学生の当たりに手こずった感があったが、体のサイズもある金崎はしっかりとボールキープ。岡田監督が求めるシンプルな(ボールを持ちすぎない)プレーも実践していた。

 「攻撃の切り替えは良かったと思います。あとは守備面の切り替えをしっかりしたい」と金崎。サバイバルは過酷だが、もっと自身の良さを出し指揮官にアピールを続ける。

(取材・文 近藤安弘)

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