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トルシエ氏が岡田Jの問題点を指摘。平山&小笠原にも言及

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 10日の中国-韓国戦(味スタ)を視察した元日本代表監督のトルシエ氏(FC琉球総監督)が、得点力不足に悩む岡田ジャパンの問題点を指摘した。

 日本は2日のベネズエラ戦、6日の中国戦で約5年ぶりとなる2試合連続無得点となったが、トルシエ氏は選手のコンディションが万全ではないと擁護しながらも、「日本は中盤を支配しようとしずぎている。細かいパスをつなぎすぎだ。ゴール前に6人くらい人数をかけているが、多い。この日の中国は速い攻撃で、3人くらいでゴールを割っていた」と話し、無駄なパス回しが多いことを問題点に挙げた。

 また、期待が高まっているFW平山相太(F東京)については「ポテンシャルは非常に高い」と評価しながらも、「トップレベルにまで成長できるかというと、疑問だ。彼は長身で、彼が入ると選手はターゲットに使っているが、パスをつなぎ、裏を狙う岡田監督のコンセプトに合わないのではないか」と分析した。

 さらに、自身の代表時代にも指導した“愛弟子”MF小笠原満男(鹿島)については「彼はきっといい仕事をしてくれるだろう。中村俊輔の控えになるだろうが、しっかりとプレーできるのではないか。いい選手だし、力を発揮してくれるだろう」と、今の岡田ジャパンに必要な選手であると強調していた。

(取材・文 近藤安弘)

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